パリ統合散歩 ~5区・サンテティエンヌ・ドゥ・モン教会~ | 凛々かる生活 in パリ

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原始反射統合+クラシックバレエによる【4Bムーブメント】や、強みと資質を読み解く【クリフトンストレングスセッション】等をパリから提供しているSurrusca 亜伊子のリリカルな、そしてちょっとマニアックなパリ統合生活をお伝えするブログです

 

パンテオンのすぐお隣。

サンテティエンヌ・ドゥ・モン教会へ。

 

かつてのサント・ジュヌビエーブ修道院に付属する教会だったとのこと。

修道院はフランス革命の混乱で破壊されてしまいましたが、残った一部がアンリ4世高校と校舎として今の使用されています。

 

ちなみにアンリ4世は名門中の名門、超エリート校。

今、色々と話題のマクロン大統領の出身校でもあります。

 

 

 

 

写真向かって右側がアンリ4世高校。

左が、サンテティエンヌ・ドゥ・モン教会。

 

こちらはパンテオンの展望台からの撮影♪

 

教会内は、(多分)珍しいダブル螺旋階段。

彫刻がとても美しかった!

 

祭壇の奥右手に、聖ジュヌビエーブの礼拝堂があり、そこに聖遺物箱が安置されています。

 

 

本物は、宗教弾圧により1793年に燃やされたそうなので、こちらにあるのは復刻版かと思われます。

初代は1242年に制作された金細工の美しい聖遺物箱だったそうなので、恐らく忠実に再現して制作されたのでしょうね。

 

ここに、唯一残った聖ジュヌビエーブの指の骨が安置されているそうです。

 

 

ヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の中で、コゼットを連れたヴァルジャンが修道院に逃げ込む場面があるのですが、この修道院がモデル、という話を聞きました。

 

そんな話を知ると、さらにアンリ4世高校の中に入ってみたいな・・・・図書館がすごいと聞いたけど。

 

サンテティエンヌ・ドゥ・モン教会は、そんなに有名ではないらしく、パンテオンの裏手ということもあり観光客も少な目なようです。

 

が、ものっすごい存在感です!

 

パンテオンやムフタール通りまで行かれたら、ぜひ立ち寄りをお薦めします✨