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春ですね〜
朝目覚める時に、外がとても明るくて天気がいいと
本当に気持ちが良くて、嬉しくなります。
私は春が大好きです。
色とりどりの花が咲いていったり
少しずつ木の葉っぱが緑に色づいて行ったり
アリが出てくると、アリの巣をずっと見てたくなるし
桜が咲くと、なんだか心が躍るし
秋の紅葉ともまた違う、カラフルに色んな色がついていく感じが
ワクワクします。
そして
4月は、息子が誕生日を迎える時でもあるので
”○歳になったんだなぁ”と子どもの歳を再確認する時でもあるので嬉しいし
その瞬間はやっぱり、しみじみ色んなことを想うのです。
息子が19歳になりました。
今年はもう家族で誕生日をすることもなかったけど
外で、お友達との時間を楽しく忙しく過ごしているんだなぁと思うと、
それだけで母は幸せで、
勝手に、これ以上の親孝行なんてもういらないなぁ
と思うんです。
息子は10年前、白血病になりました。
”息子さんの白血病はとても治りにくいタイプで
5年生存率4〜6割”だと言われ
(確か、私の記憶では)
再発したら、予後はもっと不良です、と告知されました。
ネットで色々検索をしても悪いことしか書いていないし
”近い将来、この子は死んでしまうのかな”と漠然と思いながら
でも、そんな不安に囚われながらも悲しみに暮れる暇などなく
とりあえず、目の前の治療をとにかくやるしかなく、
ただただ必死にその日その日を過ごしていました。
治療の途中で再発を経験したので
治療が終わってからも、
息子の病気が再発する悪夢を何度も見ては
目が覚めて
あぁ良かった😭現実じゃなかった、とホッとして
でも正夢になるのかも…
なんて不安に怯えながら過ごすこともありました。
だけど、そんな息子の入院中に
私自身がカウンセリングやセラピーを受ける機会を得て、
さらにその後、学びを始め
学びと癒しを続けてくうちに
少しずつ不安は消えていき
骨髄移植(正確には臍帯血移植)をしてからは
もう6年。
完全に治療薬が終わってからは4年。
発症からは9年の月日が流れ
いまがあります。
息子を失うのだと思ったあの日から9年も!経ちました。

今は、病気を告知された時のことや
治療がどれほど大変で
心も体もボロボロになっていたかの記憶すらもだんだん薄れて、
再発するかも?の不安がほとんどないくらいのところまでになりました。
ただここに
息子が元気でいてくれることが
いまは自然でそれを幸せに思います。
高校を卒業して次の道に進んだ息子が
”マジで楽しい!”と言ってキラキラしているので
とても幸せな刺激を受けています😌
そして、
私はいま、MCT(メディカルチャイルドセラピスト)という資格を取るために、学んでいます。
⭐️MCTとは⭐️
❶各年齢における専門性を持って対応ができる
❷病気の子どもとその家族への介入を必須としサポートする
❸心理(心、メンタル)とボディ(からだ)の両方に介入する(トラウマ予防、トラウマケア、緩和ケア)
❹医療トラウマを理解し、医療トラウマから来るPTSDの治療的ケアをする
これらのことを4つの柱として
子どもと家族のケアサポートができるセラピストです。
医療トラウマという概念は、
日本ではまだまだ知られていないことですが
恩師阿部ゆかり先生が、
なんとか日本でも、この概念と、ケアの必要性とセラピーを広めたいと熱い想いで
沢山の知識と経験を私たちに伝授してくれています。
これから、私たちセラピストの活動によって
こういったケアが受けられることが広く知られていくことを願い信じ、
私も資格取得を目指しています。
そして、何より
これらのケアを阿部先生から受けることができ
同じ志をもった仲間(コミュニティ)や学びと癒しに出会えたからこそ
今の私がいて、
今のうちの家族があることを確信しています。
これらのケアが1人でも多くの人に届きますように。