こんにちは。

魂響書占 たまゆらしょせん えりこです。

 

 

 

前回のつづきです。

 

深読み「死体の夢」(1)

 

深読み「死体の夢」(2)

 

 


 

 

 

「ひえ~~~叫び

「いや~~~叫び

「思い出したくないのに~~~叫び


って悶えながらも 

私が過去の嫌だったことを思い出し続けたのには

理由がありました。

 

 

 

あの日 夢から覚めた時にね

強く思ったことがあったからなの。

 


それは

 

「ちゃんと葬ってあげたい」

 

という気持ち。

 

 


まだ 夢の意味も結びついてなくて 

叫びドクロで心はいっぱいだったのに

 

起きた時 なぜか 

その強い思いがあって。

 


一瞬しか見なかったはずの

夢の中の光景

 


大きな岩の上にあった

7、8体の死体

 

あれは 全部 わたしだ

 


あんなにボロボロになって 

どれだけ長い間

 

放置されていたんだろう

どんなに冷たかったろう

 


だけど 

あそこに捨て置いたのも

 

紛れも無く 自分だ

 

 

ならば 

わたしが葬らずしてどうする

 

 

 

夢の話なのに

 

なんでそこまで

 

とも思うのだけど

そう強く思った自分がいたのです。

 


 

 

 

夢を見た2日後に 

映画「バンクーバーの朝日」を観たこと
大きな後押しになりました。

 


弱みって 強さになるんだ

 

すべてを受け容れた時 

人は強くなれるんだ

 

時間が経って 

過去がやっと

認められることがあるんだ

 

喜怒哀楽 

どんな感情も出来事も

全部大切なことなんだ

 


映画の中の登場人物 

1人1人が見せてくれた弱き強さ

日本人の精神力 克己心

 

棺のフタをガバッと開ける勇気を

私にくれたから。 

 


 

 

でね 思い出した嫌なこと 

 

わんさか^^;

 

 

具体的に挙げますと…

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 


小学校4年生の時

ガールスカウトに入っていた私は 

夏のキャンプに行った。

 

初めてのテント体験

キャンプ自体は無事終了

 

でも その後に

ショックな出来事が待っていた汗

 


上級生の6年生のリーダーが

同じグループだった下級生の1人1人に

キャンプでの働きを賞して

手作りの表彰状を渡す

というプログラムがあり

 


そこで私がもらったのは 

 

『よく見ていたで賞』 

 


「みんながテントを張っていたのに

 あなたはそれをよく見ていたで賞」

 

そう表彰?された。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 


 

 

賞状を作っている時

6年生たちが集まって 

私の方をニヤニヤ見つめながら

時にクスクス笑いながら

賞状を書いていた

 


その場面を

私はハッキリと覚えています。

 


6年生たちが何を書いているのかも

その時点ではわからなかったはずなのに


40年近く経った今でも 

あの場面をものすごく 

クッキリハッキリ覚えてる。

 


こんなに鮮明に覚えていたことに

自分がびっくりしたんだけども ( ̄□ ̄;)!!

 

 


だけどね 

この嫌な思い出

 

私はずーっと

「なかったこと」にしてました。

 


もし ずっと記憶に残しておいたら

その後も一緒に活動しなくちゃいけないのに

あの6年生たちと会うのはきつかっただろうし


私は下級生で

あの時 文句も言えなかったし

ガールスカウトは続けたかったから。

 


何より自分が

そんな人って思われたことが

 

情けなくて 恥ずかしくて 嫌だった。

 

 

だから 

そんな自分はいなかった

 

ってことにして捨て置いて 

思い出さないよう封印したんだと思う。

 

 

この中に。

 


 

アールヌーボーカード 8 棺
 

 

 

たぶん あの時

初めての本格的なキャンプだった私は 

テント張りという初体験で

何をしたらよいかわからず 

オロオロしていたのでしょう。

 

決してサボっていたわけじゃありません。

 

 

上級生たちも 

あの賞状のことは

 

「ちょっと からかった」

 

程度のつもりだったのでしょう。

 

 

その後 

いじめられるようなことはなかったのだから。

 

 

 

大人の今なら そう解釈できる。

 

 

 

でもね 10歳の私は 

 

『よく見ていたで賞』

と上級生に評されたのを

そのまま受け取り 

自分を責めて 否定してしまった。 

 

 

「そうか ただ見ていただけって思われたんだ。

 そんな私は

 役に立たない 人に良く思われない

 情けなくて 恥ずかしくて ダメなヤツなんだ」

 

 

あのニヤニヤ クスクスの笑い声と共に

自分でそうインプットし 

心の奥の箱(棺)の中に葬り去ったのだと思う。

 

 

 

 

 

そして 今

 

ガバッと開いた棺からは

いやぁ あの時の 怒り 悲しみ 悔しさ

 

出た 出たDASH!

 

 

 

「ただ見ていただけじゃないしむかっ

 

「初心者の私なりに働いてたじゃんむかっ

 

「なんだよむかっ『よく見ていたで賞』ってむかっ

 

 

 

言いたかったのに言えなかった言葉

 

黙って飲み込んだ思い

 

 

10歳のわたしと 

今のわたしが一緒になって

 

あのニヤニヤクスクスにぶつけるように

 

出た 出たDASH!

 

 

 

言えなかった自分のことも

 

あぁ こんなに怒ってたんだなぁ

 

あの時から心にずっとあったんだなぁ

 

 

 

岩場の上に捨て置かれた死体を思い浮かべながら

 

 

出た 出たDASH!

 

 

 

 

で ひとしきり出たら 

 

ふと 思ったのね。

 

 

 

 

大人になってから 

 

子ども会の役員や係を

あれもこれも引き受けたり

 

子供が熱を出しても 

PTA活動を優先したことがあったり

 

自分は動いていない

という状況があると心がザワザワしたのも

 

 

「見ていてはいけないびっくり」 

 

「働いてるとこ見せなきゃびっくり

 

と思い込んだ 

この出来事が発端だったのかもって

 

 

( ̄□ ̄;)!!

 

 

でもね もうそれ 終了です。

 

 

私はここ1、2年

 

人にお任せする 

お願いする

感謝して受け取る 

助け合う

 

という練習を

たくさんしてきたなぁと感じます。

 

 

見ているだけでも 

働かなくても 

動いてなくても

 

 

「そんな時期もあるよね」

 

「出来る時に出来ることをすればいい」

 

「みんなで助け合おうよ」

 

って言い合うことが出来る人や 

お互い様で周囲にたくさん

 

そんな出来事もたくさんありました。

 

 

 

あのテント張りを見ていた時の

子供の自分も精一杯やった

 

 

子ども会やPTA役員を

全力でやってた自分も

すごくがんばった

 

 

止まっていると感じる自分もみんなも 

うん 全部いいよ 

 

それで合格

 

 

 

あれこれ色々な自分をやってみて 

体感してわかったけれど 

 

私やっぱり 

短距離走は得意だけど

長距離走は苦手だわあせる

 

実際 体育でも本当にそうだった

 

 

猪突猛進タイプで

瞬発力はあるけれど 

持久力がない私に

 

「よく見ていたで賞」だよ 

 

 

あなたはやっぱり

 

「見ているだけ」

 

ってのも表彰もんなんだよ 

 

 


動き続けたら危険だからねー

 

この嫌な体験 覚えときなよー

 

 

あのニヤニヤもクスクスも 

もしかして

そう教えてくれていたのかもしれないなぁ  

 

 

なんだかスッとそう思えたのでした。
 

 

 

1体 成仏(-人-)

 

 

 

~ つづく ~

 

 

 

深読み「死体の夢」(4)

 

 

 


 

 


 

(黄)アールヌーボーカード 33 鍵
 

管理 コントロール きっちり 依頼

 

責任感が強く 

何事も最後まで成し遂げるあなたは

きっと周囲からの人望も厚く 

頼まれ事も多いでしょう

 

充実感や達成感がある反面 

それらのことで

エネルギーを消耗しすぎていると感じるならば

「~しなければ!」を解いて 

きっちりの手を緩める時

 

自分が持っているその鍵を誰かに任せたり

鍵かけをお願いしてみるなど

「依頼」を考えてみましょう

 

 

~ たまゆら占いより ~