2012年11月3日~5日
両親と3人で旅をしてきました。
1番の目的は福井県鯖江市。
父の親友ご夫妻のお墓参り。
おじさんは3年前に
おばさんは昨年亡くなりました。
福井のおじさん おばさんは
私にとって とてもゆかりのある方々で
私もお線香をあげたいと思い
一緒について行くことにしたのです。
父もおじさんも
注文紳士服の店をしていて
高校を卒業後
洋服専門学校の1年生
18歳の時に知り合い
55年ものお付き合いでした。
父とおじさんは
誕生日が1日違いということで意気投合。
山好き 写真好き
という共通の趣味があり
すっかり仲良くなったようです。
お正月
父に1番最初にかかってくる
「おめでとう」の電話は
決まってこの福井のおじさんでしたね。
立山頂上にて
おじさん と 父
富士山8合目山小屋にて
ご来光を拝む
初めて一緒に行った山は富士山。
私が最初にご一家と会ったのは
これより3年ほど前の8歳の時ですが
家族構成が
「祖父 祖母 父 母 兄 妹 妹」
と全く同じで
兄同士2人 妹同士4人は
すぐに仲良くなりました。
富士山 頂上にて
私 おじさん 上のお嬢さんYちゃん
福井弁てイントネーションがとても柔らかくて
聞き心地がいいんです。
Yちゃんたち兄妹といると
ついつられて会っている間中
私たち兄妹も
「そうなんか~」 とか
「○○やろ?」 とか
すっかり福井弁になってました。
私は優しい言葉で話しかけてくれる
おじさんとおばさんの笑顔が大好きでした。
おじさん一家とは富士山以降も
毎年のように夏休みにたくさんの山を一緒に登り
子供同士も再会を心待ちにしていました。
父も おじさんも 写真を撮るのが大好きで
それぞれ写真を送りあっていたので
父の写真 おじさんの写真と
どの山の思い出も
アルバムが2冊ずつあります。
上に載せた写真は
福井から帰ってきて
もう一度 当時を振り返りたくなり
父に言って 写真箱をひっくり返して
出してもらった写真の数々です。
実は富士山に登った翌年
おじさん一家にはとても悲しい出来事があり
本当はこれらの写真に写っているはずの家族が
1人いません。
今回の福井行きでは
そのもう1人のお墓参りも
私はしたかったのです。
そして
家族全員が揃っていた時に
訪れたのと同じ場所を
もう一度 訪れたかったのです。
~ つづく ~
過去 懐古 執着
過去の記憶をたどって
懐かしさや温かさに浸りたい気持ちがありますね
その時はわからなかったことが
今 改めて手に取って感じるように
そういうことだったのか
とわかる時のようです
1つずつ 丁寧に 振り返ってみましょう
ただ あまり過去に執着せず
今 この瞬間を生きることも どうぞ大切に