サプリメントのお話。

「サプリメントって、どうなんですか？」と聞かれる事があります。

そんな時は、専門学校の講師二人の話が思い出されます。
一人は生理学を教えてくださったＮ先生（博士(薬学)）で、
もう一人は栄養学を教えてくださったＳ先生(管理栄養士)です。

Ｎ先生曰く
「健康機能食品を取る事で、自分本来がもっている機能が
足りてるんだ、必要ないんだって思い、低下するから、
（某飲料水を）一生飲み続けるのなら、飲めばいいんじゃないですか？」

「テレビでやっている健康番組の製品、商品は、
大体が作られたブームでスポンサーの売りたい物を紹介してるだけです。」
（この先生は、昔テレビ局に依頼されて出演した事があったそうですが、
紅白の裏で、凄い低視聴率。次回作はなくなったそうです。）

Ｓ先生曰く、
「単一の栄養素を摂取しても効果があまり期待できません。
また、サプリメントで摂取していれば栄養が十分という訳ではありません。」

「サプリメントとは医薬品とは違い、動物実験や臨床試験などが殆んどなく、
論文もありません。本当に安全かどうかなんてわかりませんよ。」
(普段はおっとりされてるのに、この時は熱弁していたので印象的でした。)

「一日３食バランスよく食べて、できるだけ食材から栄養素を摂取して下さい。」

以上の事を話した上で、
自分も肌荒れの時、チョ○ラBBとか飲みますし。（←これは市販薬ですね）
嫁が妊婦の時に、「葉酸サプリ買って買って」と言われて買いましたし。

（私は少々懐疑的ですが）ご本人が足りないと思っているのなら、
そして、ご本人が納得されてるならいいんじゃないですか？と思ってます。

ただし、脂溶性ビタミンは尿中に排泄されないので、
過剰に摂ると、過剰症が出るので注意が必要です。よっぽどですが。

脂溶性ビタミンはＤＥＫＡなので、デカ(刑事)。
『脂っこい刑事はヤヴァイ!』!と受験の時、覚えました。

水溶性ビタミンはそれ以外だと大雑把に覚えてしまいました。
こちらは排泄されるので、殆んど過剰症はないです。

抗酸化作用のあるビタミンは、『女性の味方はＡＣＥ(エース)』で覚えました。