
クチコミと紹介だけのオーダースーツ屋さん。
ReL(リエル)の田中です
今回は、素材のお勉強ということで…
春夏によく登場するモヘアをご紹介


先ずはじめに、モヘアの名前の由来ですが...
これはトルコ語のMukhyarがなまったことに由来すると言われ、
『最高の毛』と言う意味です。
産出国は主にトルコ・南アフリカ・アメリカなどで、その毛はアンゴラ山羊から刈り取られる毛(ヘアー)のことをモヘアと指します。
一般的なウールよりも繊維が太く、
特徴は、なんといっても光沢感と弾力性があること

そして、
春夏生地に多い”モヘア混”
ウールとモヘア、繊維の太さが違うものを織り合わせたときにできる 「目の隙間」。
肉眼では見えないこの「目の隙間」が春夏に大事な「通気」を生んでくれます

少しマニアックな話にはなりますが…
モヘアの断面は直径が30~50ミクロン位で、これは標準的なスーツ用のウールをSuper80's=19.5ミクロンとすると、倍近く太いものになります。
また、子供から取れるキッドモヘアという毛は25~30ミクロンで大人(ヤングゴート・アダルトゴート)のアンゴラ山羊よりも細く柔らかく、モヘアの中でも高級な位置付けになっています。
ここまで、
モヘアのメリットだけお伝えしましたが、実はデメリットも

ハリとコシが強いが故に多少チクチクするので肌のデリケートな方には難点。
糸自体が硬い為、擦れたりすると生地が削れて薄くなってしまうという耐摩耗性で少し弱い面。
ウールとの混紡により雨(水分)にたっぷりベッタリ濡れると、
それぞれが水分を吸収した時に繊維の太さの違いから来る収縮率の差の影響で、生地表面がガサついてしまう(ボコボコして見える)点があります。
以上を踏まえ。
今の梅雨時期には、正直お勧めしかねる生地…
梅雨が明けた真夏にこそ、モヘアは夏スーツ素材としてお勧めです

今からオーダー頂ければ、ちょうど真夏に完成しますよ

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