(12月21日付け東京新聞 より引用)

『覚せい剤売れば借金肩代わり』 売人に多重債務者
2009年12月21日 朝刊


 東京都内で今月、覚せい剤取締法違反(譲渡、所持)などの疑いで逮捕された男三人が、借金の肩代わりを条件に、覚せい剤の売人に仕立て上げられていたことが分かった。三人とも携帯電話を使ったヤミ金融「090金融」の取り立てに追い詰められた多重債務者で、捜査関係者は背後で密売組織が暗躍しているとみて警戒している。


 捜査関係者によると、逮捕された三人のうちの一人は昨年夏、聞き覚えのない男の声の電話を受け、「借金をどうにかしてやる。金を郵送するから、すぐに新幹線で東京に来い」と告げられた。


 男は借金を重ねていたため金融業者から融資を断られるようになり、「090金融」と呼ばれるヤミ金融業者に手を出すようになっていた。山口県内の自宅に旅費が入った封筒が届き、待ち合わせ場所に指定された東京都台東区内の駅へ。そこで声を掛けてきた人物に覚せい剤の売人になるよう指示された。


 用意されたアパートに住み込み、携帯電話で指定された都内の駅に出向いて、覚せい剤を小売りする「営業」が始まった。電話の主は複数で、忙しい時は毎日のように呼び出し音が鳴った。


 当初の約束通り、覚せい剤を売り始めてから、地元に残る家族への借金の督促は止まった。電話の男らとヤミ金業者の間に、どんな関係があったのかは分からない。


 男は今月初旬、警視庁に逮捕された。調べに対し、「来年にはやめて、地元に帰りたいと思っていた」と供述しているという。男のほかに逮捕された二人も、三重県などから呼び出され、覚せい剤の密売を続けていた。


 薬物の密売人として、密売組織が多重債務者に目を付けるようになったのは、今年に入ってからとみられる。


 捜査関係者は、密売組織自体が090金融を営み、利用者を“スカウト”している可能性を指摘する。


 捜査関係者は「薬物使用者は商品に手を付けるので密売人には向かない。薬物に無縁の人が狙われている」と話している。



◆依存症治療 “完治”は2割

 「薬物汚染」が進んでいる。芸能人だけでなく、有名大学の学生の逮捕が相次ぐなど社会への浸透ぶりを示す事件は増える一方だ。密売組織が多重債務者に目を付けて流通ルートを広げれば、薬物汚染の深刻化は必至だ。「クスリを断ち切りたい」という患者が全国から集まる静岡県富士市の専門病院を取材した。


 東名高速富士インターチェンジから車で十分余り。覚せい剤などの薬物やアルコール依存症治療を専門とする「聖明病院」は、富士山のふもとに立つ。三階に重症患者向け閉鎖病棟があり、ここに常時四十人ほどの男女が入院している。


 病棟奥の個室「特別観察室」は八室。禁断症状で暴れる患者を一時的に隔離する。患者の脱走を防ぐため扉は施錠され、監視カメラが壁の鉄格子越しに常時撮影している。


 室内には布団と和式便器以外、何もない。患者の自傷行為を避けるためだ。便器洗浄レバーも室外にあり、必要に応じて看護師がレバーを引く。「患者はまずここで一、二週間過ごし、薬物への欲求を抑えるのです」。近藤直樹院長が語る。


 東京や大阪からも患者は来る。十代後半から四十代の男性が大半を占める。治療プログラムは約三カ月間。特別観察室から出ると、カウンセリングなどで自らの依存症を自覚させる。その後、ミーティング形式の集団精神療法が始まる。


 特定非営利活動法人(NPO法人)「全国薬物依存症者家族連合会」の林隆雄理事長は「カウンセリングなどを取り入れた専門医療施設は全国でも五カ所ぐらいしかなく、受け皿が少ないのが実情です」と言う。


 近藤院長は「退院した人でも、完全に薬をやめられるのは二割ほど」と明かす。薬物使用時の幻覚がよみがえる「フラッシュバック」に苦しむ人は多い。


 最近はクラブやインターネットを通じ、興味本位で覚せい剤に手を出した主婦や大学生の患者が増えている。近藤院長は訴える。「一度くらいなら、と軽い気持ちで手を出す人は、薬物依存の本当の怖さを知らない」


 <090金融> 店舗を構えず「090」などで始まる携帯電話の番号のみを連絡先として営業するヤミ金融。無登録で法定利息を超える高利をむさぼる業者が多い。顧客の自宅近くやファミリーレストラン、車の中などさまざまな場所で待ち合わせ、その場で金を貸し出す。多重債務者が他の金融業者への借金返済のため、小口で借り入れるケースもある。主に電柱や塀に携帯電話番号を書いた張り紙をして顧客を募っている。




*****





 「一度くらいなら、と軽い気持ちで手を出す人は、薬物依存の本当の怖さを知らない」


 この一文について私は若干の疑問を持っていますかお


 この文面を素直に解釈すると、「薬物の効果に興味のある人が、その薬物による人体への影響を過小に評価してしまい、結果、軽い気持ちで薬物に手を出す」という文面だと読み取れますパー


 しかし、実際問題として、薬物の危険性についてこれだけ様々なメディアを通じて広告がなされている中、その薬物の影響を過小に評価し、結果的に手を出してしまうなどという人は少ないのではないでしょうかシラー


 つまり、現実に実際に薬物に手を出してしまう人は、おそらくは、彼の属しているそのコミュニティー内においては、社会的に禁じられているものに手を出すことは一つの自己顕示であり、賞賛されるものなのであり、その危険性については「考えていない」のが現実でしょうガーン


 例えば、薬物と本質は似ているが、法律で規制されていなかったり、幻覚症状が無いことなどから、一般的に薬物と区別される煙草というものを若者が吸ってみようとしている時、彼が煙草の依存性や発がん性などについて吟味して、それでも自己顕示の方が重要であると考えて煙草を吸い始めているなどとは到底思えませんショック!


 薬物も同じですかお


 ですから、薬物の危険性についてPRすることが無駄だとは言いませんパー

 むしろ一定の成果を挙げており、成功であると見なせますニコニコ


 しかし、薬物の危険性についてのPRはもう充分にその役割を果たしており、これ以上の成果は望めないでしょう汗

 つまり、依然として若者が薬物に手を出してしまう原因を、薬物の危険性についてのPRが足らないという点に結び付けてはいけない、因果関係はないということですひらめき電球


 長くなってしまいそうなので今日はこのへんであせる








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