これは松山にてゲット品。女性ジャズピアニスト、ジョアン・グラウアーのトリオによるファースト・リーダー・アルバム。 57年のUSオリジナルMode Records盤。レーベル部分の粗雑なディープ・グルーヴがたまりません。
これはまずもってジャケットで買い。このとき18歳だったというジョアンのポートレートが素敵過ぎ。このピアニスト、アナログ期のリーダー作はこれ1枚のみですが、CD期になってから自主制作かなんかでリリースしたアルバムもどえらい美人ジャケ。これもアナログがあったら買ってしまうような。 
このピアニストはホレス・シルバーやハンプトン・ホーズの後継者と言われていたようで、若いのにファンキーなフィーリングがあるところが評価されていたのかな、と。ドラマーはビッグ・バンドのリーダーとして有名のメル・ルイス。3曲目のジャコ・パストリアスの名演で知られる名曲「インヴィテーション」は冒頭に極美なピアノ・ソロが。その官能感に思わず「淫靡なインヴィテーション」というフレーズが浮かびました。