3年ゼミ(西洋文化史演習II)

 

今年のメンバーは5人(対面4名、オンライン1名)、いずれも個性豊かなつわものぞろい。教室は重要文化財の洋館2階(本館022教室)です。

 

今年の前期は卒論作成に向けた個人研究の発表が中心となりました。

 

発表は一人につき1コマ105分。

一人一人の研究発表に十分な時間を割けるため、発表約20分→コメントと質疑応答1時間半という流れで、一人ずつ濃密な研究構想発表を実施することができました。

 

ゼミ生の研究テーマもバラエティに富んでいます。近代ロシア帝政史、近代フランス女性史、近現代ドイツ史、近現代社会学史、近代西洋王朝女性史といった具合に国やジャンルがうまく分散しています。

 

私の方からアドバイスする時間も十分に取れたため、少人数ゼミならではのきめ細かい指導ができました。あまりの白熱ぶりに(脱線も)、授業時間が30分とか1時間延長することもしばしばありました。気づいたら1時間半以上も延長してしまっていたこともあり、別の日を振替休講にして授業時間を調整しました。

 

ゼミ生たちは今年の個人研究の成果を小論文形式でまとめ、12月末までに提出することになっています。目標は15千字です!これだけの分量の研究論文を書いておけば、来年4年次の卒論(2万字以上)はもはや怖くありません。4年生になると就活や教育実習が待っていますので、時間がある3年生の時にできるだけ研究を進めてしまうことが肝要です!苦労は前倒しでしてしまいましょう。

 

ほかにも、今年の3年ゼミでは大教室を貸し切って歴史ミュージカルの鑑賞会も開催しました。後期にはゼミ生のリクエストに応えて映画「白バラの祈り」を全員で鑑賞します。ディスカッションの時間も十分にとり、有意義な鑑賞論評会にしたいと思っています。


↓前期うちあげ会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4年ゼミ(研究法演習)

 

4年生の前期はゼミ生たちにとって本当に忙しい時期だったと思います。就職活動、教育実習、公務員試験などなど、各自が忙しい事情に鑑み少し緩めのゼミを毎週開催しました。

 

前期は話題提供者がネタを持ち込み、それについて全員でディスカッションする形態をとりました。卒論に関すること、日頃考えていること、最近読んだ本や映画の紹介、西洋文化史特殊講義の内容に関する質疑や討論、教育実習に臨む教職課程履修者の模擬授業など、何でもありのワイワイとした自由闊達なゼミになりました。思っていたよりも毎回の出席率が高く、討論も白熱し充実したゼミになったと思います。

 

授業では1530分程度かけて話題提供者が発表を行った後、残りの時間は全員でディスカッションに移ります。人前で発表する力、他者の発表を聞いて吸収・反応・質問する力、考えてディスカッションする力、これら社会に出て必要となるコミュニケーション力を磨くいい機会になったのではないでしょうか。

 

就活などで溜まったストレスの憂さを晴らす場としてもゼミ生たちはこの時間を有効に使っていたと思います。雑談もお菓子もありありのゼミゆえ。

 

ゼミ生たちにとっては半年後に提出が迫った卒論も徐々に気になり始めたことでしょう。ただ、私のゼミでは昨年末に8000字以上の研究小論文を全員がすでに作成しています。そのため、気持ちの面では少し楽なはずですのでまだ焦りはないように見受けられます。

 

今週から長い夏休みに入ります。就活の進み具合にもよりますが卒論もそろそろ本格的に進めていかなければなりません。それゆえ、夏休み中に全員が一度集結して中間報告会を開催する予定です。後期は卒論の仕上げに向けて本格的な卒論ゼミが始動します。

 

学生時代の集大成となる卒業論文!少しでも満足のいく論文の完成をめざして頑張っていきましょう!