「レ・ミゼラブル」から至高の3

 

今回のコンサートでは

「レ・ミゼラブル」からも3曲が連続で披露されました。

 

まずマリウス役をかつて演じられていた藤岡正明さんが

Cafe Song

を歌いました。

革命の失敗で仲間がみな死ぬなか

一人だけ生き延びてしまったマリウスの苦悩が込められた楽曲です。

 

あの好青年のマリウスが月日の経過によりこんな姿に・・・・。

声はマリウスのままでも

見た目はおじさんに変化した藤岡さんのアンバランスぶりが大変よかったです。

 

昆夏美さんのOn My Ownもすごくよかったです。

劇場で昆エポニーヌを拝見したことがなかったので

初めて昆エポの生歌を聞けて感動しました。

 

 

ちなみに昆ちゃん

おなじみの「ミス・サイゴン」の楽曲も披露してくれましたが

それ以外で印象に残ったのは中川晃教さんとのデュエット

「美女と野獣」

です。

何を今さら!と言われそうなほど彼女にとっては定番の楽曲ですが

歌声はもちろんのこと

その「美女」ぶりに魅了されました。

体は華奢で小柄な方ですが

綺麗なドレスに身をまといすごく大人びて見えました。

 

今年30歳を迎えますます綺麗になる昆ちゃんに今後も注目です。

いずれは昆ファンテーヌを見てみたい!

 

 

そして伊礼ジャベールの「Stars」

これは帝劇で今年何度も観ていましたので

あの時の感動がよみがえるようで心が震えました。

声量といい迫力といい申し分なしです。

伊礼さんのあのこわもてのお顔が

カタブツなジャベールとよくマッチしています。

 

 

伊礼さんはこういうシリアスな演技と歌唱もできるところがすごいです。

今回の鎌倉ミュージカル・コンサートにおける私の最大の収穫は

伊礼彼方の魅力

を再発見できたことです。

ファンの方々にとっては何を今さらという感じでしょうが(笑)。

宣伝パンフレットに入っていた「マリー・アントワネット」「モーツァルト!」

プログラムの楽曲から消えていたのは残念でした。

それでも秋の夕べに鎌倉で素晴らしい歌声とトークを聞くことができ大満足です。

 

たくさんの作品から選りすぐりの楽曲を聞けるミュージカル・コンサート。

その素晴らしさを改めて実感した一日でした。


おわり