今年も香住の岡見公園にて海防艦戦没者慰霊祭が営まれました。
主催は一般社団法人 香住青年会議所(香住JC)
香住JCのFacebookページ
8月4日(土)に戦没者の慰霊碑前で供養と平和への祈りを込めて。
香住JCの後輩達が意思を引き継いで頑張ってる姿は嬉しいものです。
そして、5名の住職による法要。
盆月の忙し中、お集まりいただいてありがたい事です。
今年の慰霊祭も雨が降らず、海からの心地よい風でした。
英霊のご加護ですね。
取材や新聞記事掲載もありがたい事です。
今年も産経新聞・神戸新聞・日本海新聞に掲載していただきました。
感謝です!
慰霊碑法要後の清水副理事長謝辞にて
「この慰霊祭の第1の目的は戦没者の供養。その次に戦争を後世に伝える意義があります!そして今後の平和を願っております。」
チョット要約しましたけど、こんな趣旨の挨拶がありました。
素晴らしい!!
平和とは、ただ願うだけではダメでしょう。
戦争の原因を単純に「国を愛したから」とか「武器を持ったから」と思っている人が多いと思います。
戦争となってしまった原因は複雑で様々な経緯があります。
「戦争を学ぶ事は戦争につながる」と思っている人がいますが、それは間違いだと思います。
まず近現代史を知り、なぜ戦争になったのか?を学ばなければならないでしょう。
原因を探求し、戦争を回避するにはどうすればいいのか?を考えなければなりませんよね!
今回の慰霊祭も出前授業で教えた子や、小学校で香住沖海戦について発表した事がキッカケの子が参列していただいております。
まさに、香住JCの取り組みは、戦争を後世に伝えて平和を祈る素晴らしい事業です。
さて、慰霊碑から移動して、展望台へ。
施餓鬼供養の様子です。
住職の読経と共に供え物を海に捧げます。
掲げられている軍艦旗はお亡くなりなられた、海防艦の生存者だった「古徳弘」さんから託されました。
今年も第13号海防艦の生存者「菅野昭」さんから、靖国神社の御神酒を送っていただきました。
感謝申し上げます。
岡見公園が清酒の香りに包まれて英霊も喜んでいる事と思います。
軍艦の模型を観ながら「島田潤」さんと遺族の「中井しのぶ」さんが対談をしておりました。
島田潤さんは東京在住で、菅野昭さんの教え子です。
香住の慰霊祭には4回も菅野さんの名代として参列していただいております。
第13号海防艦戦記の筆者でもあります。
最後の戦没艦・第13号海防艦戦記 ~終戦前日、香住漁船団の懸命な救出~ 菅野元水兵長の手記から
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中井しのぶさんは、父親の従兄弟(府川秀二さん・第13号海防艦二等兵曹)が香住沖海戦で戦死され、遺族として慰霊祭に10年以上出席していただいております。
今年は高校3年生も一緒に話を聞いていました。
彼は、6年前に香住小学校の出前授業にて海防艦の事を知りました。
そして何回か慰霊祭にも参列してくれてます。
今回はノートを持って熱心にメモしていました。
素晴らしい!
小学校出前授業の成果ですね♪
戦没者慰霊祭とは、平和を祈り戦争を学ぶ機会でもあります。
国の為、戦友の為、後世の人の為に戦った人達の志は尊いものだと思います。
戦没者の犠牲を無駄にしないように、彼らの想いを後世に伝えるべきですね。
その行動が戦没者への一番の供養になると思います。
今後とも慰霊祭、よろしくお願い申し上げます。
追伸、今年も慰霊祭の前日に慰霊碑の草刈りと清掃を後輩達が頑張っていました。
上田真之介理事長も草刈り機を装備!
2018年のスローガン「感謝」です♪
この時期の清掃はヤブ蚊との戦いです!!
仕上げは、バズーカー送風!
中村修君、モビルスーツみたいでカッコイイです!♪
皆様、お疲れ様でした!!