あらすじ 柏崎港を取り、長尾家を追い詰めた蘆名。だが、動けない蘆名。どうするのか?!
1560年8月 黒川城内
盛氏「そろそろ動く時だな。」
盛国「春日山城を攻めるのですか?」
盛氏「黒川城に来た意味を考えろ。」
長秀「ミッションを達成しに行くのですね。」
盛氏「そういう事だ。」
盛国「佐竹家を攻めるのですか。」
長秀「伊達家を攻撃目標にしたくないからって適当な事言わないでください。」
盛国「ですが、黒川城から大軍を動かすのですか?」
盛氏「あまりそういう事はしたくないな。」
盛国「では、宇都宮家を攻めるのはどうでしょう。」
長秀「宇都宮家を攻めるにしても同じようなことですよ。」
盛氏「あまり兵をなくさず岩手山城を落とす策がある。」
盛国「そんな策あるわけがないではないですか。相手は伊達家ですよ。」
長秀「意味わかりませんね。」
盛氏「伊達家を当家だけで攻めようとは思っていない。もちろん最上を使う。」
盛国「最上家?仮に要請が成功したとしても、伊達家には堅固な築城技術がありますよ。」
盛氏「奴らを野戦に引き出す。簡単なことだ。」
高広「囮部隊を派遣するのですか?」
盛国「岩手山城下の施設は矢倉が多く、とても囮部隊を活動させるような場所はありません。」
盛氏「もっと大掛かりにやるんだ。まず、二本松に城を築く。というより、築くように見せかける。」
盛国「どちらにしても、伊達軍は退却できますし、兵は城に多く残りますよ。」
盛氏「そこで最上家の登場だ。最上家に攻撃要請をすると、道的に岩手山城からの伊達軍ぶつからない。」
盛国「それがどうかしましたか?」
盛氏「そいつらが岩手山城を攻めていたら、奴らはほぼ退路を塞がれたようなものだろ。」
長秀「そこから追撃するのですね。」
盛国「ですが、最上家は絶対に要請にこたえませんよ。」
盛氏「やってみなきゃわからんさ。」
十数日後 黒川城内
高広「要請はどうなったのですか?」
盛氏「岡部正綱に頼んだが、そろそろ帰ってくるだろうな。」
正綱「殿、ただ今戻りました。」
盛氏「どうだった?」
正綱「すみませぬ。失敗しました。」
盛氏「そうか・・・」
盛国「今回は中断したほうが良いのではないですか?」
盛氏「よし、俺が行こう。」
数日後 山形城内
盛氏「最上義守殿にお会いしたい。」
小姓「お名前は?」
盛氏「蘆名盛氏だ。」
小姓「は、はい取り次いで参ります。」
数分後
義守「いかなるようですか?」
盛氏「今日はちょっと頼みごとがあってな。」
義守「こないだの事ですか?どんなに言われても駄目ですよ。」
盛氏「岩手山城攻めか。何故だ?」
義守「何故といわれても・・・伊達の大名である晴宗殿・輝宗殿とは旧知の仲ですし・・・」
盛氏「だから攻められないんだな。」
義守「はい。」
盛氏「俺らが岩手山城を落としたら3方を同盟相手に囲まれ、お主らは安東家だけに矛先を向ける事が出来
るので はないか?」
最上源五郎「しかし、それも同盟の間だけです。」
義守「こらっ源五郎。なぜこのような場に。」
盛氏「この者は?」
義守「わが倅の源五郎です。」
盛氏「源五郎。確かにその通りだが、ここらで当家に恩を売っておいたほうが良いのではないか?」
義光「そのようなことをして何になりましょう。所詮口約束。」
盛氏「なかなか良き事を言うな。じゃ、俺はここらで帰るとしよう。」
義守「私は岩手山城攻撃の要請には応じませぬ。」
盛氏「ならば、俺らだけで岩手山城を落として見せる。」
数日後 黒川城内
盛氏「今戻ったぞ。」
長秀「殿、どうでした?」
盛氏「駄目だった。奴の倅はなかなかの者だった。」
盛国「では、伊達家攻めは断念したほうが良いのでは?」
盛氏「もともとは、兵力を温存するための最上家だ。最上がいなくても落とせない事は無い。」
高広「では、実行するのですね。」
盛氏「盛国、心配するな。伊達家を滅ぼしても全員登用するさ。」
盛国「いえ、そういうわけでは・・・」
盛氏「とりあえず、18000ぐらいで大丈夫だろうな。」
長秀「はい。そんなものでしょう。」
盛氏「築城隊は四天王の誰かに頼むとしよう。」
黒川城より二本松へ平田舜範築城隊1000、盛氏・長秀騎馬隊9000、高広・盛国騎馬隊9000が出陣
10月 盛氏陣営
伝令「伊達軍10500が舜範殿の部隊を目指し出陣しました!」
盛氏「来たな。」
高広「ですが、どうやって退路を塞ぐのですか?」
盛氏「ここから2つの道に分かれている。敵軍が片方の道を通り過ぎた所でわが隊の片方が退路を塞ぐ。」
盛国「もし、敵軍が2つの道を使ってきたらどうするのですか?」
盛氏「そんなことが無い事はお主が一番わかっているだろ。」
盛国「・・・」
盛氏「仮にやられたとしても、片方のみを集中的に攻撃し破ってから退路を塞ぐのは簡単だ。」
盛国「では、このまま待つだけなのですね。」
長秀「伊達家滅亡のカウントダウンという感じですね。」
盛国「・・・」
11月 盛氏陣営
盛氏「予想通り伊達軍は片方の道のみを使ったな。」
高広「どちらの隊が行きますか?」
盛氏「タイミングがあるから、わが隊が退路を塞ぐ。」
高広「わかりました。しっかり守ります。」
十数日後 伊達軍は全軍壊滅
盛氏「こんなもんだろ。」
長秀「相馬家も岩手山城を狙って出陣したようです。」
盛氏「当り前の反応だろうな。」
長秀「まるでハイエナですね。」
盛氏「まぁ、これもわが軍にとってプラスだからな。」
高広「何故です?」
盛氏「相馬軍も一緒に岩手山を攻めてくれるはずだ。」
高広「岩手山城を取られてしまっては元も子もないでしょう。」
盛氏「それでも落とせるさ。」
1561年1月 盛氏陣営
盛氏「よし、岩手山城を一気に攻めよ。相馬軍に負けるな!」
長秀「それが、相馬軍が謎の動きを見せています。」
盛国「まさか、相馬が裏で伊達と通じているのでしょうか。」
盛氏「それはあり得ないだろ。」
長秀「相馬軍は、城を攻めずに城を包囲しようとしています。」
盛氏「はぁ?」
長秀「謎ですよね。」
盛氏「謎というより馬鹿だな。」
2月 盛氏陣営
盛氏「楽すぎるな。伊達の築城技術もこの程度か。」
盛国「相馬のプレッシャーがあったのでしょう。」
長秀「そんなものあるわけないでしょう。」
盛氏「相馬で思い出した。高広。」
高広「はい?」
盛氏「お主の部隊は相馬軍の退路を封じろ。」
高広「城の攻撃は?」
盛氏「もう大丈夫だ。ここで相馬軍を潰せば兵力のさらなる増加が見込めるからな。」
数日後 岩手山城落城
盛氏「相馬軍はどうしている?」
長秀「退路を塞がれて自棄になっているのか城を攻撃しています。」
盛氏「余計に被害が出るのがわかっていないのか・・・」
長秀「高広殿が始末してくれそうです。」
数日後 相馬軍も壊滅
今回はこれで終わりです。伊達家も滅亡寸前ってとこですね
