下蒲刈町は、古くから瀬戸内海の海上交通の要衝として栄えてきた町で、豊かな自然と日本古来の風習を生かした全島庭園化事業(ガーデンアイランド構想)が推進されています。その一環として整備された「松濤園」は、三之瀬瀬戸の急潮を借景に、松を主樹としたみどり豊かな落ち着きと潤いのある庭園で、下蒲刈島の歴史と文化を紹介しています。
御馳走一番館(朝鮮通信使資料館)
江戸時代、朝鮮通信使の来日に際し、下蒲刈島が藩の接待所・玄関口として大歓迎した記録が多く残されています。なかでも「安芸蒲刈御馳走一番」といわれたほどの歓待ぶりで、往時の記録をもとに当時の豪華な料理を忠実に復元した展示は圧巻です。
また、通信使の行列人形を配したジオラマ模型や、当時の通信使を再現した人形、全国から集められた朝鮮通信使に関する資料などが多数展示され、興味深く見学することができます。
陶磁器館
中国・朝鮮の陶磁器をはじめ、初期伊万里・古九谷・柿右衛門・鍋島など垂涎の逸品を常時80点ほど展示。
あかりの館
西洋の珍しいランプのコレクションを展示してあり、紀元前のテラコッタランプや石ランプ等の西洋ランプから懐かしい日本のランプまでを年代順に分かりやすく配列しています。中でもフェアリーランプのコレクションは世界有数といわれ見逃せません。
「画像2」
朝鮮の輿のようです
江戸時代の姿を復元したもので、17世紀の中頃の特徴を有しています。