こんにちは。
冬らしくなってきたかと思いきや週末の尾張地方の予想気温は17℃とか21℃とか。暖かいのは過ごしやすくていいのですが、何だか雅な気持ちが薄れてしまいそうでちょっと残念、「冬はつとめて、雪のふりたるはいふべきにもあらず」と、どなたかいってましたよね。
さてさて、今回は奈良旅。
以前から気になっていた国宝寺院、長谷寺へ行ってきました。
名古屋駅から近鉄特急で名張まで。
名張で急行に乗り換え、最寄り駅の長谷寺駅へ。ここから徒歩で向かいます。
駅が山の中腹にあるため、一度谷へ降りて再び登るパターン。ナマクラな私にはいい運動です。
風情のある参道を通ります。案外車が通るので要注意です。
愛知県人の私が言うのもなんですが奈良県人も結構飛ばしますな。
段々道が狭くなってきます。でも車が通るのですヨ。
「長谷詣で」の歴史は古く、更級日記や枕草子にもその様子が描かれています。
いい香りがしてきます。
朝早かったもので腹が減って腹が減って。
色鮮やかな草餅。ヨモギのいい香りがして出来立ては格別ですね。本来ならお参りが先ですが、腹が減ってはなんとやら、無事お参りを済ませるためにも頂いておきます。
売り切れるといけないので早速お土産を購入。ほんのり暖かいので帰りまでに食べちゃいそうです。
真言宗豊山派総本山の長谷寺。天武天皇の命で創建、聖武天皇の勅願によって十一面観世音菩薩がお祀りされたのがはじまりとか。
総門の仁王門、デカい!
長谷寺といえば、この「登廊」。
399段の緩やかな階段が約200m続きます。
これだけの長い傾斜で現在まで狂いなく建築できる技術は凄まじいです。
人がいなくなるのを待ってパシャリ。この登廊ではシャッターチャンスを待つ数名のお姉さま方に写真を撮ってくれと声をかけられました。中々人が途切れないので立ち止まってうっかり目が合うとシャッターを頼まれます。
夜に灯籠が灯ると美しいでしょうね。最上部は江戸時代(1650年)の建立で重要文化財に指定されています。
コレ、やはり見てしまうのです。寺院の石垣も城郭に負けず劣らず立派です。大寺院は権力が庇護しますから、権力の象徴ですね。
寺社の土塀の横線は5本ラインが最上級なのです。
立地の良さや石垣の高さは戦ともなれば軍事要塞ですね。
兎に角、石垣が素晴らしい。磁石のように惹かれ引かれるので、前世は石垣の石だったのかもしれません。
長谷寺は「花の御寺」(みてら)としても有名なのですよね。1月から12月まで花譜というものがあるようです。
最後までありがとうございます。
次回に続きます。