彦根城⑩~本丸 | 散策侍

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様々な歴史建造物を建築目線で再確認するブログです。たまに美味しいものなども・・・

こんにちは。爆  笑

そろそろ雨&暑さ&蚊の鬱陶しい季節がやってきますね。

でも自然を楽しむ上では必要なことなのかもしれません。

 

下矢印さてさて10回目となりました彦根城シリーズ。今回はそろりそろりと天守へ近づいていきます。

天秤櫓内は観覧できて写真撮影も可能です。カメラ

 

 

下矢印柱、梁、貫には手斧で削った鱗状の「なぐり加工」がみられます。現在の木材でもこの「なぐり加工」の無垢材は高級品とされ非常に値段が高いのです。

 

 

下矢印少し戻って、天秤櫓の外観ですが、攻撃・防御の拠点でありながら「アレ」が無いのです。そう、狭間が見当たらないのです。

 

 

下矢印しかし、内部には「隠し狭間」があるのですよ。油断して敵が近づいてくると、ここからズボっと銃口を出して攻撃するのです。美観と恐怖を兼ね備えた日本が世界に誇る要塞であります。

 

 

下矢印窓の位置も非常によく考えてられていて、動線が丸見えなのですよ。なんだかイケないことをしているような気分になります。

 

 

下矢印ここも丸見え。うかつに近寄れません。

 

 

下矢印堀の内側にはトイレが少ないので助かります。照れ

 

 

下矢印天守のすぐ下には天然の岩を利用した石垣も。

 

 

下矢印こちらは本丸の表を防衛する重要な太鼓門。築城当初に移築された彦根城の中でも古いもので、重要文化財です。どこのお城から移築されたかは定かでないようです。

 

 

下矢印門をくぐった裏側は高欄付きの櫓門で非常に珍しい造りなのです。太鼓門自体が少ないのですが、現存の高欄付きは他に無いかと。

 

 

下矢印ようやく天守に辿り着きました。火頭窓と破風、梅鉢懸魚が美しい国宝天守ですが、狭間が見えないので要注意です。急ごしらえの軟弱な造りだと思って近寄るとハチの巣にされます。

 

 

下矢印活動時間があるようで本物には会えず・・・。

 

最後までありがとうございます。

次回は内部をじっくり観タロウ。