7つの海(全世界の海)を制した栄光の歴史をもつイギリス、

 

その始まりを作ったとも言えるのが6月24日に戴冠したヘンリー8世です。

 

ヘンリー8世は、6度の結婚と妻との無理やりな離婚や処刑で悪評がありますが、

 

教養豊かな国王で幾つもの功績とその後の大英帝国に繋がる素地を作っています。

 

・王立海軍の創設

→海軍力の向上。スペインの無敵艦隊を倒すまでに力をつけていく。

 

・絶対王政の強化

→スコットランド・アイルランド・ウェールズの統治権強化。その後、王権を抑えるために議会が発達。

 

・イギリス国教会の創設

→カトリック、プロテスタントからの影響を分離。ローマ・カトリックの意向を無視することが出来たため、

 スペイン、ポルトガルの植民地を奪取可能に。

 

カリスマ性のある王であった反面、背徳行為を繰り返した人間臭い一面が、

 

時代を超えて人を惹きつけるのでしょう。