都知事選挙後のいろんな解説を見て | 井上政典のブログ

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 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
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 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 今回の都知事選挙は、選挙期間中よりも終わってからの論評に注目が集まっています。

 

 一つは公職選挙法が厳し過ぎてマスメディアが候補者の問題点をあまり指摘できなかったと言われています。でも、ネットでは全く遠慮なくそれらの点を指摘していましたのでテレビしか見ない人との差が大きく開いた原因でもあると思います。

 

 選挙が終わった後に、こんなに論評が増えたのはとても珍しい現象ですね。

 

 小池氏の問題点であった学歴詐称疑惑についてマスコミがスルーしたことは、ジャーナリズムの敗北だと思っております。そんな昔のことなんでどうでもいいと思っている人も多いと思いますが、過去には古賀潤一郎という民主党の候補者が福岡二区(私の住んでいる選挙区)の山崎拓氏を破って当選(2003年)しましたが、当選ぺパーダイン大学卒業は嘘ではないかとなり、結局公職選挙法の定める虚偽事項にあたるということで失職しました。

 

 また新間正次も1992年明治大学入学その後中退と公表していましたが、入学もしていなかったことが判明し、民社党を離党し、その後当選無効となっています。

 

 東門美津子という社民党の議員は、オハイオ大学大学院の修士課程修了としていましたが、修士論文を出しておらず、卒業していないことがわかりましたが、社民党は党としては問題ないと不問に付した例もあるようです。まあ、所詮社民党ですから。

 

 まだまだ例はたくさんあるのですが、選挙公報に記載することは有権者がその人を選ぶ際にとても重要な要素になるのですから、そこに虚偽があってはならないのです。

 

 小池さんは初当選から時間も経っているので、多くの人が「何をいまさら」という気持ちはわかりますが、前回この問題が出た時に救ってくれたカイロ大学の声明に多々の疑惑があるのと、なぜ東京都が300億もの血税をエジプトに無償供与したのでしょうか?この問題を追及すべきものですね。

 

 いくら東京都にお金が有り余っているにしても、全く東京都は関係のないエジプトに無償供与はおかしいでしょう。

 

 ここをマスコミはもっと追及すべきですね。

 

 蓮舫は四面楚歌の状況で、連合の吉野会長が「共産党と組むことだけはまかりならん!」と極太の釘を刺してきています。立憲民主党左派の連中の主張を泉健太代表がどう扱うかが今後の見ものですね。

 

 私としては、昨日書いたようにどこまでも立憲共産党として突っ走っていただき、共倒れするのが祖国のためだと思っております。

 

 石丸伸二氏も選挙直後のインタビューからぬるい質問に対してばっさばっさと切り捨てていますね。先ほど立花孝志とのQ&Aを見ていたのですが、面と向かっての喧嘩はそんなに強くない印象を受けました。

 

 彼に関しては時代の寵児なのか、人格破綻者なのかの評価が分かれるところですが、私は後者を取っています。なぜなら、安芸高田市の後任の市長選挙で反石丸市政を掲げた候補者が勝っているからです。もし、石丸氏の言うとおりであれば、後継市長は石丸市政を引き継ぐという人になるはずですから。その程度だと思っています。

 

 田母神閣下はとても残念でしたが、保守が団結して推すべきだったと思っております。それだけ根回しができていなかったのでしょうね。周辺のスタッフの責任でしょう。

 

 結局組織票がどれだけあり、それが選挙結果にどう影響するかがよくわかったと思います。石丸氏は浮動票をきっちりと集めていますが、それだけでは東京都知事にはなれないことがわかりました。

 

 彼の次?私はないと思います。彼は東国原氏や山本太郎の劣化版であり、目新しさだけで票を集めています。いまからどんどん化けの皮がはがれてくると思います。となれば神谷宗平氏の劣化版でもあるとも思います。

 

 そうそう東国原氏が「蓮ちゃんは友達だから厳しいことを言いますが云々」と何度も言っていましたが、当の蓮舫から「東国原さんとは友達ではない」ときっぱりいわれ、大恥をかいています。

 

 安倍さんは亡くなっても多くの方がその偉業を偲び、そのありし姿に涙するのです。いかに本物かがわかると思います。