さて北海に置いて英海軍100隻以上対する独海軍99隻という数だけでいえばSF高架空戦記にでもでできそうか数を投入した一大決戦ですが。先に動いたのはドイツ海軍。例によってイギリス本土に対しての艦砲射撃を目指したものですが。ただし、その場所は英国海軍の主力が駐屯している場所の近くであり、単に艦砲射撃とかいうゲリラ戦にしては過大な戦力を投入しておりますのでその意図はイギリス海軍を引きずり出してそこを叩こうというものでした。



が、イギリス海軍はドイツ軍の電報などからその動きをばっちり把握。しかもドイツ軍が偵察部隊として派遣した潜水艦部隊が全く役に立たない(というより模索的能力がほとんどない潜水艦に任せるほうがどうかしているのだが)ということでイギリス海軍はこれを逆手にとって撃滅するべく艦隊に抜錨を命じます……とはいえ情報の錯綜などによりドイツ海軍がどこにいるかは不明でしたが。





解くことで双方索敵しながら進んでいると僚艦たいて強行偵察部隊として派遣していた巡洋戦艦の艦隊がたまたま見つかった中立国の貨物船を調査しているとばったりと鉢合わせ。かくして第一次大戦最大の海戦であるユトランド沖海戦が始まります。



と言って当初はドイツ海軍が優勢でイギリス海軍の旗艦ライオンが集中砲火を浴びて大破。さらに巡洋戦艦であるインディファティガブルが轟沈するなどドイツ軍優勢に進みます。



しかし、本隊より急きょ駆け付けた戦艦部隊の到着により不利を悟ったドイツ海軍は逃げの一手、それを包囲殲滅しようとお追いかけるイギリス海軍ですが殿部隊が奮戦しここで虎の子のはずの巡洋戦艦を一隻失います。なお日本から派遣された観戦武官が戦死





これを見て今回線の英国海軍の司令官曰く「今日のうちの海軍はどうなってるんだ!」と叫んだとか。





で、イギリスの追撃および包囲せん滅を目指した動きとドイツの敗走し、つつも包囲しようと分散した際には反撃。ドイツ海軍が攻勢として某川内型長女大好き夜戦を仕掛けるもさほど戦果が出るわけもなく川内型次女様、再訓練の必要はありませんのでお座りくださいは、結局そのままだらだらと消耗。結果でいえば英独海軍の痛み分けとなりました。





結局、ドイツ海軍はこれ以降出撃に消極的となり、駆逐艦やU-ボートによる通商破壊に専念し、主力艦隊は温存。英国海軍としても敵主力がこもっている以上はそれに対する戦力を割くわけもなく、再びにらみ合いとなり、海戦の規模の割には戦況には何ら影響を与えない海戦でいまいちマイナーですがその後の軍艦建造には大きな影響を与えることとなります



それでは続きは次回に