竹生島①宝厳寺

孤島の聖地

竹生島へ行って来ました。

琵琶湖の北に浮かぶ島。

今回は湖西線に乗り、近江今津港から船で向かいました。

他、長浜港、彦根港からも船が出ていますが、近江今津港は何せ駅から近いニコニコ

この日は午後から雨の予報。

10:45出港便でしたが、風のため

この後欠航となり…。

湖と言えど、しっかり波が出ていました。


船内は快適キラキラ紹介動画を見ながら到着。

全体はこんな感じ。

(琵琶湖汽船さんのパンフレットより)

船を降りると大きな石碑。

もちろん乗船客はみんな拝観目的なので、

同じ方向へ歩き出す(笑)

急な階段。一気に登ると息切れしましたアセアセ


「竹生島神社」の鳥居がある奥に、

「宝厳寺」の石碑がある違和感。


これには事情が。

竹生島は724年聖武天皇の勅命で僧の行基が

水の神、弁財天を祀ったことが始まりとされています。

その後も神仏習合の聖地として、

天皇行幸や弘法大師なども修行されたのだとか。

ところが、明治元年に発布された「神仏分離令」

と、「廃仏毀釈」の風潮で、宝厳寺を神社と改めよという命が下ったそうです。


宝厳寺は抵抗。

結局、本堂の建物を分ける形で廃寺を避け、

本堂を「都久夫須麻神社」として引き渡すことになったそう。

なので、渡り廊下でお寺と神社が繋がっているという、不思議な構造になっているそうです。


165段の急階段を登り切ると宝厳寺の本堂が。

↑本堂:弁財天が安置されています。

↑本堂の向かいには不動明王が


↑三重塔 明治に落雷で消失したそうですが、

奇跡的に図面が発見され、平成12年に再建されたそう。

紫陽花が綺麗でした♪



↑唐門:秀吉にもゆかりが深く、京都東山の豊国廟極楽橋を秀頼の命により竹生島に渡ったとされているそうです。


絢爛豪華な雰囲気がここだけ異質な雰囲気がします。

この唐門から続く観音堂には千手観音菩薩が納められ、西国三十三所の30番目札所となっています。


そして、そのまま進んでいくと、宝厳寺と都久夫須麻神社の渡り廊下へ。


この渡り廊下は秀吉の御座船「日本丸」の骨組みを使っているのだとか。

ここを渡ると神社ゾーンとなります。

(続きます)