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昨日は建部大社まで、2時間ほどの道のりをどうしようかと思って、
金達寿氏「日本の中の朝鮮文化」の文庫本を一冊、バッグに入れて出たのですが、
読み始めてすぐに草津市に「安羅神社」という天の日矛を祀る神社かあると知りました。

安羅というのは、後に新羅の領域になる、朝鮮半島の最南部の加羅地方の地域ですから、
新羅の王子と伝わる天の日矛にはふさわしい名前です。

建部大社にお詣りしたあと、石山駅の近くで休憩しても、まだ昼過ぎだったので、
とりあえず草津へ行ってみました。

携帯に入っているナビで調べると安羅神社は草津に2社ありましたが、
とりあえず近い方の安羅神社なら、1㎞ちょっとで、歩けるだろうと思って
その近くのバス停に行くバスを探そうとしましたが、
どうもよくわからない(゚_゚i)

結局来たバスの運転手さんに聞くと、5分後に来ますと教えてくださって、歩いて迷子になっても大変なので、バスに乗りました。

そのバスは、最近よくある市内を循環するミニバスだったので
今度は調べていた路線と違う経路で進み、なんとなくそろそろこの辺?と思って見回すと
なんと目の前に「安羅神社」が!!∑(-x-;)

降りるつもりのバス停はまだだったのですが、慌てて運転手さんに聞くと、神社の前がバス停で、そこで降ろしてもらいました(;^_^A



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小さいお宮さんですが、お社の前には神楽殿らしき建物もあり、
屋根の吹き替えの工事のさいちゅうで、氏子さんに大切に守られている雰囲気のある神社でした。

次のバスは50分後ですし、いよいよ草津駅まで歩こうと、ナビを頼りにあるいていたら、
今度はうまく最初に思っていた路線のバスが来て、結局乗りました。

新快速に乗ってから、よく見ると
この「安羅神社」は野村町なのですが
もう一つは穴村町にあるとのこと、

じつは天の日矛は近江の吾名邑(あなむら)に住んだと「日本書紀」にあります。

でも通説では坂田郡阿那郷(米原市)にあてるので、私もそう書いていたのですが、
ここじゃないの?

けれども、米原の方は平安時代の「倭名抄」にあるのですが、
この地名がどれくらい古いかは証明できないのでしょうね。
証明できないと学問としてはダメなのです。

けれども「穴村町」は気になります。
また行き方を調べて行ってみたいものです。