やっとコロナから解放されたかと思いきや最近のコロナの巻き返し、いい加減にしねーとそろそろ俺も本気出すよ?どうなっても知らねーよ?マジ泣かすから、三回泣かすからな。

 

先日芦ノ湖に久々に釣り行こうと目論んで前日に一生懸命ライン巻いたり朝市はどれ投げようかなぁとかウキウキしながら準備してたらもう大雨ですよ、天気予報で雨はわかってたけど大雨じゃん、嵐じゃん、もう芦ノ湖から水溢れそうじゃん。

当然釣り船屋もやってない。当然釣りなんてやってる状況じゃない。

 

仕方ないので中古釣具屋行ってみる。あ、緑色の竿がある。インスパイアだ、安い。

EVAグリップキュウキュウのテッカテカ、シール、あやしげな塗装。でもブランクスは傷はあるもののしっかりしてるしガイドもスレッドが割れてるくらいでTGに問題はなしぽい。安く買いたたかれたんだろうな、売値からすると買取500円とか1000円くらいだろうな。安いもん。もう送料高くてヤフオクでなんてロッド買えないしね。

トライアンフエアリーは昔使ってたお気に入りの一本で欲しかったんだ。エアリアルも欲しいんだけどなぜかあれだけ高値なんだよな。エンドキャップのないテムジンエアリアルも5000円くらいで置いてあってあれにしちゃ安かったんだけど高弾性になったテムジン以降のエバグリはさほど興味ない。2980円とかなら買ってたかもしれないけどw

パッツンパッツンの超高弾性とかも流行ったけどあれはプロが効率よく魚を獲るための物であって素人が休日に釣りを楽しむようなロッドじゃないと思う。まあ使うのは自由だし人の勝手なんでその辺はあまり触れないでおこうか。

 

メニューとしてはまずはブランクスのみまでバラします。ブランクスは再塗装、グリップはEVA&コルクでセパレート化、ぶっといリールシートはパーミングしやすいPTSに変更、ガイドは径をあまり変えずにニューガイドコンセプト化、チタンsicに変更。と今のところは考えてます。まあいつものごとくチマチマやっていくんで長期化すると思います。さあ破壊、破壊、破壊だぁ!ヒャッハァ!

グサッ、ザックザク・・・おっと間違えた、先にガイド共をもいでおかねばのぅ。

バキッゴリッガシャーン!なんて音はしません。ライターで軽く炙ってカッターでにゅるりとやれば簡単にガイドもげます。アルコールランプがあるととても楽です。

カーボンの地が出るまで塗装を剥がしていきます。カッターを垂直に当ててガリガリやります。カーボンは炭です。非常に固いのでカッターの刃でゴリゴリやったくらいじゃ塗装は削れますがブランクスは全然削れません。ただ、歯を斜めに当ててしまうと繊維が削れてしまうことがあります。まあ以前にも言いましたがこんな方法は誰もやっていないかもしれないので気を付けましょうとは言いません。じゃあどうやって塗装剥がしてるのかと言えば知りません。調べてもいません。いい加減ですね。

 

全数ガイドを外し、塗装を剥がしたら(バット部分のインスパイアの文字の辺りは剥がさず残しておきます、あの赤いロゴが好きなんで)お次はグリップとリールシートの破壊です。グリップはカッターで切れ目を入れペンチでEVAをつまんで大雑把に剥がし、カッターで接着剤を剥がしていきます。

最後に残ったリールシート、コイツが一番の難関です。カッターやノコギリで割るのですがやたら硬くて割るのに非常に苦労します。が、今回は非常に頼りになる助っ人をご用意しましたぁ♪

ミニルーターの削田切男君です。コイツさえあればリールシートなど物の数ではないはず。

うん、君ちょっとひ弱すぎじゃないかな?軽く当てただけで止まっちゃうんだね。

まあ980円なのであまり文句は言えないけど安物買いの銭失いとはこのことだね。

30分ほどかかってとりあえず筋が付いたくらい。チッ使えねーぜ削田君。途方に暮れているとここでひらめいた!あばれはっちゃく並みのひらめき。俺にはもう一人いるじゃないか、灼熱の申し子ヘルファイヤー半田君が!

あの戦国大名、豊川家信も言っていた、切れぬなら溶かしてしまえホトトギス。

何だコレ、ぬるぬるいける、力いらなーい。

て訳でパッカーンと無事割れました。ライターとカッターを駆使して余分な物を削り取っていきます。まあそれなりに頑固です。

きれいになりました。しかしカーボンパイプが残ってます。約13.5mm、どちらにしろリールシートの内径に合わせてアルミかカーボンパイプを使用する必要があります。が、セパレートグリップ間のブランクスが太くなりすぎて違和感ありそうな・・・このパイプを黒かつや消し黒に塗装して13.5mmでいくか。このカーボンパイプを剥がすのは大変そうなので出来ればこのまま使いたい。まあこうやって悩むのもロッドリメイクの醍醐味なんですけどね。