一昔前の人気ロッド、インスパイアのバーサタイルベイトモデル「ガゼル」。

ガイドスレッドがボロボロになったジャンク品を激安購入。
ガイドはぐらついてますがグリップの状態は悪くなく、ブランクスも艶は引けてるものの目だった外傷もなく中々の出物。
 
まずはガイドを外しますがやってしまった、ブランクスまで傷付けてしまいました、しかも2箇所。それもスレッドで誤魔化せる範囲の外。と言うわけで元ガイドの手前からティップまで全剥離。やっていいのか悪いのか、カッターの背で塗装をシャリシャリ削りまくります。
インスパイアカラーのグリーンがなくなるまで削り続けむき出しになったカーボンを#800のペーパーで馴らします。カーボン自体にこんなことやっちゃっていいのかな、ロッドメイキングの知識も経験もないド素人のおじさんはふと思いましたが考えても無意味なので作業を続行します。
あれ、意外とカーボンの模様も残っててきれいに出来たぞwまあ炭素ですからね、備長炭なんてメチャメチャ硬いし。ペーパー程度じゃ大して傷もつかないのかな、などと勝手に解釈して自分を納得させます。
剥離した箇所のみ塗装をすると塗装のつなぎ目が弱くなりそうなんで数センチマスキングをずらし残っている塗装面から重ね塗りする作戦です。
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何色にしようかな。まあ白と黒と銀しか塗料持っていませんけどねw
クリアーのみ吹いてカーボン地を活かすか。クリアーブラックって作れるのかな。
と言うことでまずは染Qミッチャクロン。
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そしてイメージ的には黒いけど光が当たると薄っすらカーボン柄が見えるようにと願いを込めてクリアーブラックにチャレンジ。
といっても配合とかまったく見当もつかないのでとりあえず黒50クリアー50でやってみます。塗膜を薄めにして乾燥を早くして何度か塗りたいのでシンナーも多めで30。
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一晩乾かし#1500のペーパーで馴らして朝からもう一度塗装。暖房の効いた部屋で乾燥させまた水研ぎをしてクリアー塗装します。ブラックソリッドなので通常クリアーはいりませんが、ここでクリアーを吹くと艶が数段違ってきます。
車と違ってロッドはあんまり塗り重ねたりして塗膜を厚くし過ぎると重量増やテーパーの変化、ひび割れ等色々と弊害が出てきそうなので塗装はこれで終了です。
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艶っ艶w思惑通り下地が透けて・・・ない。ほぼただの黒。まあいっか。
一晩乾かしペーパーで塗装を平らにしてコンパウンドでピカピカにします。
ちなみにガイドを外して塗装を剥離した状態の重量は・・・
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あれ?ガゼルってこんな重かったっけ?ああ、そういえばインスパイアシリーズって結構重かったっけ・・・トライアンフエアリーとか使った後にバトラー借りてみたら軽さに驚いた気がする。これはチタンガイドは外せないなぁ。