ついに、と言うか予定通りフロントフォークが再メッキされて帰ってきました。
納品書と共に寸法などが書かれている紙が入っていたのですが、依頼前より高精度に研磨されて戻ってまいりました。
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ツルッツルのスベスベ♪
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さてと、ではこれから組付けに入りたいと思います。ハイ、外は狂ったようにお天道様が燃え盛っているので屋内に移動しました。
とりあえずそれぞれの部品をパーツクリーナーで洗浄しつつお店を広げます。
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アウターの中もきれいきれいします。内側に塗料が少し付着しているので#1000のペーパーで落とします。そしてまた洗浄。左右とも同じことをやります。
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スベスベテフロンのスライドリングを取付け。走行距離も少なく摩耗もほぼないので再使用です。
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インナーの下にカラーを入れて上からピストンを入れます。
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真下からドレンボルトを入れインパクトで締め付けます。ガスケットも忘れずに。インパクトレンチの締め付けは扱いに慣れていないと締め付けすぎてしまうので注意。
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オイルシールセット。1セットでフォーク一本分なので左右分で2セット必要です。安価な社外新品もありますが再メッキまでしてここでケチっても仕方ありません。品質の良くわからない海外製社外新品よりも思いの外高額ですが信頼の純正品を使用。
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テフロンのアレ、ワッシャー、オイルシールを入れていきます。オイルシールはインナーの縁で傷付かないようにビニール等をかぶせて保護します。ちなみに今回はラップです。シールの内側にはグリスを塗っておきます。
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次はアウターにオイルシールを圧入します。
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こんなSSTを使います。
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シールが破損しないようにSSTをシールに当てがい
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重しで叩き入れます。要はスライディングハンマーですね。目安のクリップを付ける溝が出てくるまで叩きます。まあそれ以上叩いても手にダメージが残るだけです。
塩ビパイプ等で代用したり色々方法はあるようですがハッキリ言ってコレ安いのでSST買ってしまった方が確実で簡単に効率のいい作業が出来ると思います。
でも普通の方は何度もフォークばらさないので専用工具なんて無駄だし出来るだけ安く上げる為に知恵を使うっていう楽しみ方はアリだとも思います。
一番いいのは運やタイミングが必要ですがヤフオク等で中古を安く買い、使ったら買った値段より高く売ってしまう方法。ま、そうそううまくはいかないかw
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シールを入れたらクリップをつけて・・・
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ダストシールを付けたら次はオイル注入です。オイルは容量、油面と出来るだけ正確な作業が必要となります。オイル容量は486cc、油面は102mmです。重要なのは容量より油面です。油面の高さで車高やサスの動きまで変わってしまいます。
メスシリンダーでだいたい500ccくらいオイルを入れたらインナーチューブを上下させてエア抜きをします。動きが重くなり泡が出てこなくなったら油面を調整します。
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こんなSSTを使って余分なオイルを抜き取ります。調整自体は簡単です。
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油面の調整が出来たら画像の下から順番にフォーク内にドボンしていきます。
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スプリングは密に巻いてある方が下です。間違えて逆に入れてしまうとどうなるのかは秘密です。最後に片手でインナーを押さえて沈み込むのを阻止しつつもう片方の手で上から押さえつけスプリングを縮めながらトップのボルトを締め付けます。
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完成です。トップキャップは車両に付けてから忘れずに増締めします。ちなみにフォークオイルはスズキ純正#10を使用。ホンダ純正の約半額です。てか国内4大バイクメーカーの内ホンダだけ倍近い金額するんですけどなぜなんでしょうか。ホンダだけ何かいい物入ってるのかな?確かにいいオイルは特性も理想的な物がありますけど。
一息入れて車両に装着します。やだなー外出たくない・・・
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美しい、まるで新品です。フフフのフ。
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仮組ですが装着。タイヤのパターンは普通に逆ぽいですがこれが指定です。
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リヤタイヤも取り付けます。重かった・・・ホイール汚い、やっぱ塗りたい。
リヤサスも塗りたい。やりたいところを上げると切りがない・・・w。
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チェーンも交換予定です。ホイールも軽く塗装するのと他にもやることがあるので場所移動できる程度に仮組です。ジャッキアップ中なのでチェーンはダルダルです。
 
 
今回はこの辺で終了します。
暑い中これ以上は脳が沸騰しそうです。
これでやっと物置テントが作れる・・・