「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の詩は… | aria何でも歌い隊@じゃじゃ馬信徒

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前回の記事に引用した詩は室生犀星のだったんですね。

中学か高校の国語の教科書で覚えたんでしょう。

とても素敵なので全文アップしたくなりました。

あと、色々、彼について読んで、生い立ちの悲しさや、そのためか、聖書を愛読していたことを知り、自分の境遇と近いものを感じ、ますます興味を覚えました。又他の詩もアップしてみます。

 

 

 

小景異情 その2

 

 

 

 

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの


そして悲しくうたふもの

よしや
うらぶれて異土の
乞食かたゐとなるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや

遠きみやこにかへらばや