自分も周りも幸せにする、知識としなやかさを
柳川ナミです。
人を育ててくれるものって、自分から湧く欲望です。
どうしても行きたいところがあるなら
時間とお金を何とかする。
誰かに語りたくなるほど
好きなものを手にしたら、引きこもりだって
外に出たくなる。
そうやって、どんどん成長していくことができる。
ただし、欲望って2つあるよね。
不安を埋めるものと、ワクワクを満たすもの。
不安を埋めたいっていうのは
欲というより生存本能だと私は思います。
どうしてもやってみたいとか、
より良いものを得たいというのが私のいう欲望です。
そして、
欲望って自分の本質に戻るために湧いてくるもの。
だから抑えるんじゃなくて
上手く付き合うことで、自分の本質が磨かれていきます。
自分の心の中に、
庭園があると思ってみてください。
その庭園があなたの本質です。
欲望は、その庭を美しく咲かせる花の種です。
だからその種を育てて、自分の心の庭園を
花でいっぱいにしていくのです。
花が咲き誇る庭に、
自然と蝶や鳥が訪れるように
本質の庭園が豊かに咲き誇ると
人もお金も愛も自然と集まっていきます。
きっと生まれる前から、
どんな花をこの庭園に咲き誇らせるのか
それぞれ決めてきているのです。
だから、必要な欲望しか湧かない。
そして真冬に向日葵が咲かないように
種を育てさえすれば、一番良い時に花は咲く。
そう信じて、欲望を大切に育ててみてください。
心からの欲望を押さえるって
本質を咲かせる種を捨てているのと同じだよ。
ただし、他人や世間の目を気にして
出てくる”欲望モドキ”は、
単なる雑草なのでざくざくひっこ抜いて、あなたの庭園を美しく育ててください。
不安を埋める欲望ってね、
荒れた庭の石や倒木をどかして、
まず更地にしたいっていう状態なんだよね。
花や木を植えたり育てたりするどころじゃない。
だからそういうときは、
花を咲かせていない自分を責めないでください。
きっと、人の庭園を美しくするお手伝いをしていたの。
心の庭園が荒れてしまうほど
他人のために頑張った自分を労わってあげてね。
そんな方にはこの本を。
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個人生活―イタリアが教えてくれた美意識 (幻冬舎文庫)
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一部引用すると
「イタリアという国は一般の人々のインテリアへの関心が非常に高い。
（中略）
暮らしを楽しみたいという欲求が強いのだ。
なぜ暮らすことが、こんなにも好きなのだろう。
この国にいる間、わたしはずっとそのことを考えていた。
そして、突き詰めればそれは、
自分を好きということなのだとわかったのである。
自分を好きだからこそ自分の暮らしを愛し、
その過程で独自の美しいものを生み出していくことができるのだ。」
「その人らしさは器より、器を埋めていくものにある。」
世界を選ぶこと、
付き合う人を選ぶこと、
ありたい自分を選ぶことは同時に
「何で満たされた自分でありたいか」を
選ぶことでもある。
それは、生活のすべてに言えること。
それを見直す意味で、この本すごくおススメです！
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