Jリーグの究極目標 「地域活性化」 | Jリーグを観に行こう!

Jリーグの究極目標 「地域活性化」

Jリーグ百年構想 の具体的な活動について取り上げてきましたが、
今回はその最終目標を取り上げて、百年構想については今回で終わりにしたいと思います。
後々具体的な活動が起きた時は、速報記事のような感じで作るかもしれませんが。

Jリーグは、様々な行動を行っているというのは今まで取り上げてきたとおりですが、
どの活動もすべてこの目標のためです。
「地域活性化」

現在日本は、地方では人口の流出に悩まされています。
戻ってくるのは仕事を辞めたあとなどで、中央と地方の格差が広がっているというのは昔からいわれていることです。
そんな地方に元気を与えたい。そのためにプロスポーツはうってつけです。

プロのスポーツクラブがあることによって、地域が活性化されることは承知のことだと思います。
Jリーグ百年構想 のモデルとなった欧州特にドイツでは、総合スポーツクラブを抱えている町が多くあります。
そこには、サッカーだけでなく多くのスポーツクラブがあることで、町の活性化に繋がっています。
そして、地域の人が身近にスポーツを観戦だけでなく、「する」ことによってスポーツを身近に感じて、
地域のネットワーク作りに役立っています。
そんな、欧州のスポーツクラブを通した街づくりを目指したのが百年構想です。
このような、欧州のスポーツ文化を通したスポーツ文化がJリーグ百年構想 の原点であり目標です。

そして、昔の日本はご近所同士でネットワークがあり地域のつながりがありました。
プロスポーツクラブがなくても地域ごとに何か盛り上がることがありました。
今は、そういうつながりもなく地域ごとの盛り上がりは、なかなか難しくなっています。
現代社会の問題点ともいわれますが、近代的な街づくりになるにつれ、ご近所同士・人と人のつながりはだんだんとなくなっていきました。
また、最近では子供達の運動能力の低下が叫ばれています。
これは主に運動不足が原因と挙げられます。
これは、大人でもそうですし大きな社会問題となっています。

ここにプロスポーツクラブがあれば、町の中で人と人とのつながりが生まれ、スポーツクラブを通してスポーツを多くの人が観たり・することによって
運動不足の解消、地域の盛り上がり「活性化」へと繋がっていきます。


「百年構想のモデルであるドイツのスポーツ文化」と「昔の日本」がこの地域活性化という目標の背景にあります。


地域活性化は、サッカーの強化の面でも
スポーツ人口の増加→ユースを含めた下部組織の充実→トップに良い人材が来る→更なる活性化
というように良い循環が生まれていきます。
こんな地域が日本全国にできれば、日本全国でサッカーが盛り上がりサッカーの強化に大きく役立ちます。
それこそブラジルのような盛り上がりを期待できます。

サッカーは、プロチーム数を制限したりしていないので盛り上がる機会のある地域を限定しません。
全都道府県にプロチームを作れば、その盛り上がりは全国規模となり地域活性化が全国の活性化にまでつながります。

そして、↓のエントリーでも紹介した通りサッカークラブは世界と繋がってます。
サッカークラブと日本サッカーピラミッドシステム
サッカークラブはすべて繋がっている。
クラブが繋がっているということはプロスポーツのある地域が世界と繋がっているということになります。
例えば鹿島は、こういっては失礼ですが、かなり規模の小さい市です。
そうなると世界的な交流もあまりなく、知名度も低いというのが実情です。
ですがこの鹿島がJ1で優勝すると、今まで人が出て行く問題があったこの鹿島市が注目を浴びます。
それによって、多くの人が鹿島に入ってくることも予想され地域が活性化されます
これはスポーツクラブがあったからこそです。
ACLにでれば、クラブを通して鹿島という町と世界の町との交流にも繋がり、日本の中だけでなく世界との交流で活性化につながります。

このように地域活性化は、その地域を変えます。
そしてその付属的な効果もサッカーの強化も含め数多くあります。

日本の多くの地域をスポーツを通して、活性化させたい。
これがJリーグの究極の目標です。

Jリーグの究極目標「地域活性化」
これがあるからこそ、Jリーグは地域に根差したスポーツクラブを目指し
百年構想の具体的な行動へと繋がってるのです