サッカークラブはすべて繋がっている。 | Jリーグを観に行こう!

サッカークラブはすべて繋がっている。

前回の続きです。


徐々に上へあがっていくにつれて、必ず直面する問題があります。
それはチーム運営費で、楽しみ為に作ったサッカーチームでは解決できない問題に直面します。
これ以上は上へいけないと思うかもしれません。

ですが、ここで市や県のサッカー協会や何かしらの企業からスポンサーを集められたとします。
または地元の地域から暖かい援助をいただいたと。
そうすると上へ当然目指せます。
支援体制を整え、ついには県リーグ昇格、そしてその上の地域リーグへいったとしましょう。
そうすれば、県のサッカー協会から積極的な援助があるかもしれません。
(具体的には国体強化やJリーグ入りをめざすためのチーム母体とされることがあります。)
またはどこかの企業からさらにスポンサーがあるかもしれません。
そして、どんどんチームは強くなっていく。
ついにはJFLという日本の3部へ到達したとします。

もうJFLまでくれば、目指すのはそうJリーグ!
そこで地元の緊密な支援体制を築きあげ、Jリーグを運営するだけの予算や支援体制ができ、Jリーグの加盟条件を整えて、チームのJFLでの順位もJリーグ昇格圏内であれば
ついにJリーグ昇格です。

この時点で、誤解しないよう言っておきますが。
これは困難といいますか、かなり無謀なことです。
Jリーグ加盟までで起きる、困難で解決しがたい問題は数多く発生します。
普通は、JFL・地域リーグどころか県リーグに参戦するだけでも・・・もっといえばさらに下のリーグであったとしても、かなりきついでしょう。
それにまずスポンサーというのはつかないものと考えた方がいいです。

ですが、強かったらとことん上を目指せるのがサッカーです。
それまでチーム運営と言う大変な問題が発生しますが、可能性は0%ではありません。
解決は難しいですが、それを乗り越えれば一気に上へ可能性が開けてきます。
今現在Jリーグに所属しているチームでも一部にはあらかじめ上のリーグに所属していたチームを買収したり
JSL(Jリーグ誕生前の全国リーグ)に最初から参加していたチームなどはありますが
県リーグから上がってきたチームは存在します。
私の応援している大分トリニータも県リーグからスタートしました。

そしてJリーグ昇格、もうチーム運営の大変さについてはいいましたので、カットして話を進めます。
J2で戦力を強化していき、何年か後にJ1へ昇格できたとしましょう。
そして、J1で残留争いからJ1定着を経て、ついには優勝争い。
そしてJ1を優勝。
昔は町のちっぽけな草サッカーチームだったのがJ1優勝を成し遂げる。そんなことができる可能性があるのがサッカーです。
例えば、日本のプロ野球のようにプロチームが制限されていたり、アマチュアとプロが別組織になっているというわけわけではないんです。
町の草サッカーチームからJ1チャンピオンまで繋がっている。
これを日本のサッカークラブは可能なんです。

今私は日本のサッカークラブといいました。
これには意味があります。
サッカーにはまだ続きがあるのです。国内リーグで完結しません。
次に目指すはアジア!アジアの各国リーグのチャンピオンチームが集うAFCアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)が存在します。
J1優勝チームはこれに出場できます。
(※正確に上位チームでも出場できます。それについては今回は省略させていていただきます。)

それでは下に「クラブの挑戦世界編」を書きます。
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図に示しますとこんな感じです。







アジアの厳選された15ヶ国(レベルに差があるのでそれ以外の国のチームはそれよりグレードの
低い大会に出ます)のチャンピオンあるいは上位だけが出場を許されるACL。 ここでは4チームでホームアンドアウェーの予選リーグでを戦い、1位チームのみが決勝Tに進出し 各予選リーグを勝ち抜いた、7チームと前回王者を合わせた8チームで決勝トーナメントを行い。 その優勝者がアジアのクラブチームのチャンピオンとなります。
ここで勝つということは15ヶ国の、多くのチームの王者になったということです。 アジア制覇といったほうがいいかもしれませんね。 そしてここでアジア王者になるとクラブワールドカップに出場できます。 今度の相手は各国王者というレベルではなく、各大陸王者です。 サッカーは、全世界規模で普及していますから、そのクラブチームの数は数知れず。 そこで各大陸王者と対戦するわけですが。 南米や欧州のチームとも対戦可能です。
欧州のほうが知名度がありますので、欧州で説明しますが、欧州のあの高レベルの激しい争いを
勝ち抜いたチームと対戦できるわけです。 最初を思い出してもらいたいのですが、町のちっぽけな草サッカーチームから始まりました。 そのチームが、Jリーグチームどころか、世界の強豪と対戦できる。 可能性は限りなく0に近いですが、0%ではないんです。 他大陸王者も上で書いたACLのような各国王者が集まる大会を勝ち抜いてきたチームな訳です。 ここで優勝したとします。 そうするとなんと世界制覇です。 最初に書いた日本のピラミッドシステムは世界各国にあります。 そしてサッカーは全世界規模で普及しています。 そう考えればどれだけの数のチームの王者であるか分かると思います。 サッカーはどこから先は、どうやってもいけない境界ということはないんです。 ただ楽しみだけだったチームが上へ行くにあたってぶち当たる、チーム運営費という壁。 それを捻出する様々な困難。さらにはプロ化、チーム強化。 国際レベルで強いチームへ、地道な普及活動等々。 「頑張れば」という言葉で片付けられない苦労ですが、頑張れば世界制覇だって可能なんです。 可能は限りなく低い、でも0%ではありません。 都道府県リーグ→J1の先には→アジア→世界へと道はつづきます。 そう考えると、J1はアジア・世界へ行くための日本予選と考えることができます。 J1は毎年ACLへの出場権を争っている。 そう考えれば、J1に対する見方が変わると思います。 そしてそれ以下の下部リーグに対しても。 小さな草サッカーチームから世界王者までつながっている。 それがサッカークラブなんです。