少しなのか不明だが、確実に俺はショックを受けている
原因は末来にある。
あの純粋だった末来が、ここまで変人になってしまったのは
俺が、未来にネットの世界を教えてしまったことが問題だろう
しかし、このような変人の世界に足を踏み入れるとは・・・・・
まぁ、落ち込んでいても仕方が無い
過去を変えることは不可能だし、人がどんな風に変わっても
その人の自由だし!!
「よし、焼肉にいくぞ!」
「え、今日行くの?」
「そういえば、まだ俊二には詳しいことは言ってなかったな」
「あ、私もだよ」
柚奈が、机の上に座って脚をぶらぶらさせている。
若干可愛く見えてしまうことが、なぜか悲しい。
「じゃあ、いろいろ言うから、メモでも何でも使って、
忘れないようにしろよ」
「「おっけー!」」
末来と柚奈の可愛らしい声を聞いて、俊二のほうを確認する。
俊二も準備が整ったようだ
「では言います。場所は国道8号線の焼肉屋で、
時間はー・・・・・、今の時刻が4時半だから、6時半に現地集合。
金は5千円前後な。まぁ、お前らが食べる量にあった金額で。
何か質問ある人いる?」
「「ありませーん」」
末来と柚奈の返事と俊二の頷きをみて、一呼吸おいてから
「よし、では一時解散!遅刻した奴は罰ゲームな」
「「「はい!」」」
今度は俊二も混じった、元気のあるよい返事。
いつもどおりのテンションで、教室を後にする。
そしてそのまま、方向が一緒の末来と帰ることになった