れいやです
最近の自分のテーマでもある「自分との戦い」について、やっと整理できるタイミングがきたので
ここでシェアしたいと思います。
「自分との戦い」

カッコいい響きですよね。
オリンピック選手や、
武士道なんかを彷彿とさせる言葉。
しかし、なんとなくカッコいいというイメージのせいで、深く考えずに使ったり、ある種の乱用が起こりやすいようにも感じる言葉。
そもそも『自分との戦い』とは、何なんだろう?
考えていると、3つの疑問がわいてきました。
なぜ戦うのか?
何のために戦うのか?
そして、戦う相手である「自分」とは誰なのか?
この3つの観点から、現時点の自分にとっての答えを感じてみる事にしました。
【1】なぜ戦うのか(戦う理由)
私はこれまでずっと
「今のままの自分がイヤだから、もっと●●ができるように努力する」
ことだと信じていました。
つまり、
「自分に勝るため」に戦うのだと思っていたのです。
しかし、勝った、負けたという二極の戦いは、永遠に終わる事がありませんでした。
どちらかが勝てば、どちらかは負ける。
負けた方が、怒りにかられて、リベンジのために宣戦布告してくることもありました。
どんなに勝ち続けても、いつその座を奪われるのか分からないので、日々、怖れの中で生きることになる。
へとへとになるまで、自分と戦いつづけて倒れ、悟った事、それは
自分に勝るためではなく
自分を超越するため
に戦う必要があるのだ。
という事でした。

これまでの私は、
「イヤな自分」に抵抗していただけだったのです。
抵抗する→ 同じレベルで張り合う
超越する→ より高い次元から物事をみる
この違いなのだと気づきました。
勝ち負けでは測れない次元があることを知り、
もっと上の次元で物事を見ることができるようになったとき、
本当の意味で自分を知る事ができ、解放されるのだという事を知ったのです。
【2】何のために戦うのか?(戦う目的)
私はずっと、自分が嫌いでした。
自分をいたわる、愛する、大切にする、なんて言葉に吐き気がしていました。
だから、そんな大嫌いな自分を消し去れば、「すごい人間」になることができて、
周りから尊敬され丁重に扱ってもらえると思っていたのです。
つまり、戦う目的は
「自分を殺し、他人に認められるため」
だったのです。
しかし、自分をけなして蔑んで痛めつけるほど、
私を軽んじてこき使う、ナメてかかる人間が私の周りに集まってきました。
私は最終的に、ブチ切れて、その世界から離れる決意をし、脱出できたのです。
この出来事で私が悟ったのは、
自分を殺すためではなく
自分を愛する
が故に戦う必要があるのだ。ということでした。

他人は自分の鏡である。
自分に優しくある、自分を愛すること
それは、
他人に優しくある、他人を愛すること。
そしてその優しさや愛を保持するために、絶対必要なのが
強さ、勇敢さでした。
それは時に、孤独を受け入れる痛みを伴い
時に、絶望を伴う。
溺れそうなほど深い悲しみを自覚し、発狂しかける事もある。
でも、ほんとうの強さ、勇敢さを持つために
それらすべてを、全身で受け止めなければならない時が来る。
でも、そこだけは、誰も代わる事はできない。
強さがなければ、優しさとは呼べない。
それは一見、優しさのように見えるが、実は弱さであり、
やがて保身に走り、大切な人を傷つける。
勇敢さのない愛は、愛ではない。
それは傷つく事に対する怖れとなり、
相手に対する不信から、嫉妬、束縛へと変化する。
じぶんを丁重にあつかい、
じぶんの気持ちをに耳を傾け、
じぶんの存在を大切に感じる。

私はこれを徹底して心がける事で、人間関係が劇的に変化していきました。
【3】戦う相手である「自分」とは誰か?(敵の存在)
私はこれまで、戦うべき相手である「自分」は
自分の中にある「弱さ」や「甘え」だと思っていました。
だから、徹底的に自分に厳しく接し、
弱音を吐けばムチ打って行動させ
ちょっとでも成功すれば、もっと高いハードルを用意して向上心をあおりました。
しかし、とうとう私は倒れました。
私はすでに瀕死の状態でした。
満身創痍で完全な無気力になり、一歩も動けなくなってしまったのです。
どうあがいても動けない苦しみの中、私は悟りました。
私が戦うべき相手は
弱い自分でも、甘ったれた自分でもない
「自分は無価値である」という思い込みそのものであったこと。

言葉として知っているだけだった
「自分は存在しているというだけで、すでに価値のある存在なのだ」
という意味を受け入れるときが来たよ、
そんなメッセージを受け取ったのです。
それから私は、自己否定、自己嫌悪などを感じる自分を自覚するようになりました。
今の自分が、いかに本来の自分とかけ離れているのか、少しずつ、手探りで感じはじめています。
今、私が『自分と戦う』のは
自分を超越し
自分を愛し
自分の無価値感を手放すため

長文お読みいただき、ありがとうございます。(^^)
Reiya