俺は
その破片を

必死で拾い集める





彼女が落としていった
小さな硝子の靴







指先に鋭い痛みが走る
そして血で赤く滲んでいく






それでも
拾い続ける





追いかけるように




這いつくばりながら





ただ
ひたすらに







拾い続ける








小さな破片を
一つ
また一つと






そうして
出来上がった赤い靴






これは
誰に履かせよう






俺の血と彼女の破片を

誰に履かせよう










俺は貴女を愛してる





でも








貴女はいない








妄想と幻覚の狭間で





俺は今も







硝子の破片を

貴女の欠片を


ただ、
ひたすらに

求めてる