特徴 教王護国寺は、真言宗の総本山であり、正式名称は「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじひみつでんぽういん)」です。平安京の鎮護のために建立され、後に空海(弘法大師)により真言密教の根本道場となりました。境内には国宝や重要文化財が多数存在し、特に五重塔が有名です。通称は「東寺」(とうじ)です。
地理 教王護国寺は京都市南区九条町に位置しています。山号は八幡山、院号は普賢総持院です。
歴史 教王護国寺は、平安時代初期の796年(延暦15年)に桓武天皇の発願により建立されました。823年(弘仁14年)には嵯峨天皇から空海に下賜され、真言密教の道場として発展しました。中世以降、多くの貴顕や為政者の援助を受けて栄え、現在も京都の代表的な名所として存続しています。
文化 教王護国寺は、密教彫刻や建築物が多く残されており、特に五重塔は日本最高の高さを誇ります。また、境内には国宝や重要文化財が多数存在し、文化的価値が非常に高いです。
アクセス 教王護国寺へのアクセスは以下の通りです:
電車: 近鉄京都線「東寺駅」から徒歩約10分、JR「京都駅」から徒歩約15分
バス: 京都市営バス「東寺東門前」下車すぐ
観光 教王護国寺は、五重塔や金堂、講堂など見所が多く、特に五重塔は観光客に人気です。また、毎月21日には弘法市が開かれ、多くの人々が訪れます。
行事 教王護国寺では、毎月21日に弘法市が開かれるほか、年間を通じて様々な法要や行事が行われます。例えば、2月15日の涅槃会、4月21日の正御影供、6月15日の弘法大師降誕会などがあります。

 

山号(さんごう)は、仏教の寺院名の前に冠する称号のことです。多くの寺院は山の中に建てられたため、その山の名前を寺院の名前の前につけるようになりました。例えば、比叡山延暦寺や高野山金剛峯寺などが有名です。山号は中国で禅宗が盛んになった唐の時代から用いられるようになり、日本でも広がりました。
院号(いんごう)は、戒名の一部として使用される称号で、特に高い身分や功績のある人に授けられるものです。もともとは天皇や皇族、将軍などの高貴な人々にのみ許されていましたが、後に寺院や社会に大きく貢献した人にも授けられるようになりました。例えば、「〇〇院」といった形で戒名の最初に付けられます。

涅槃会(ねはんえ)は、お釈迦様が亡くなったことを悼む仏教の法要です。お釈迦様が亡くなった旧暦2月15日に行われ、各地の寺院で涅槃図を掲げて供養が行われます。涅槃団子を撒く風習もあり、これを食べると一年間無病息災で過ごせるとされています。
正御影供(しょうみえく)は、真言宗の開祖である弘法大師空海が入定(亡くなった)した日である旧暦3月21日に行われる法会です。空海の御影(絵像)を供養し、報恩感謝の意を表します。
弘法大師降誕会(こうぼうだいしごうたんえ)は、弘法大師空海の誕生日である6月15日に行われる法要です。空海の誕生を祝い、感謝の意を表す行事で、特に東寺で盛大に行われます。
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本記事は、Microsoft Copilot と Google Maps を使って作成しました。