「算命学カウンセラー協会」のブログに↓のような記事がありました。
 
  仕事にするには最低5年の年月が必要である…というのが業界の常識となっていますが、
  それは全ての技法を暗記し、その結果を頭で算出する場合であり、
  IT化が進んでいる現在、少し時代錯誤のようにも感じます。
  その証拠に世間には数多くの《占いアプリ》が出ています。
  生年月日を入力するタイプのものは、算命学の技法を用いているものも多く、
  結構当たっているなと思うのが実感です。
  あのレベルの言葉を果たして5年間勉強した習得者が一瞬の内に口から出るかというと、
  逆に厳しいのではないかとも思うのです。
 
 まあ、早い話が算命学を5年間学んでもITには勝てないということです。
実際、私は8年間算命学を学校で学びましたが、その時の実力をもってしてもITには勝てないでしょう(^^;)
もちろん今は、数星学をやっているので余裕で勝ちますが(^0^)
 
 ちなみに、これは他のヒンドゥー占星術・ホロスコープ占星術・子平・紫微等の命術でも同様です。
いわば、命術を主にやっている人の陥穽のようなものです。
例えば、知人の西洋占星術師等は「困った時のタロット頼み」とか日頃から言っていました。
つまり、ホロスコープだけでは読み取れない所や、出生時間が正確に判らない顧客相手にタロットを駆使して補っていました。
ようするに、卜術を併用していたわけです。
 
 かって、故・八木橋信忠荘学院校長が、授業中にある女性の命式を上げて酷い命式だと決めつけて、 散々こきおろしました。
でその後で、同じクラスだった女性が「私もその女性と生年月日が同じなんですけど、 全然違った半生でしたよ」と言ったら、しどろもどろになっていましたね(^^;)
 
 というわけで、これは私にとって、大きな反面教師となりました。
実占鑑定は八木橋信忠荘学院校長>佐藤宗颯朱学院校長で
占術講義は八木橋信忠荘学院校長<佐藤宗颯朱学院校長だと当時も認識していた私ですが
あくまでも最大公約数を教えるだけの授業において決めつけは御法度だと。
というか「少なくとも自分が教えるクラスの生徒の命式くらい把握しておいたらいいのに」とは正直思いましたが(^^;)
 
 このように同じ生年月日でも環境によっては大部違った人生となるわけです。
その環境を聞き出すことによって結果を修正していくわけですが
それって、ITでも出来ますよね?
 
 まあ、ハッキリ申し上げて

 「統計学的手法の占いはITには勝てない!」
 
のが現実です。
よって、今の占いの主流は霊感占いになっています。
だって、統計学的手法の占いは前述のように「占いアプリ」や「占いソフト」で簡単に答えが出せますので。
実際、将棋等もIT全盛で、豊島将之三冠などは将棋仲間同士の研究会には出席せず将棋ソフトだけで研究しているとか。
それはかくもなおさず、人間の指す将棋がAI将棋に勝てないからです。
 
 ではどうするか?
ここからが本題です。
先ず、「占いは統計学」だという先入観を捨てるべきです。
もしそうならば、前述のようにITには負けます。
もちろん「血液型占い」のようにデータの蓄積によって生まれたものは別ですが
本来の占星学は霊感や直感が先行して誕生したものです。
つまりインスピレーションで得たものをパターン化したものが占星学であり
帰納法的に導き出したものでは有りません。
 
 次に、先程例に挙げた命卜の合体こそ統計学的占いから脱却する早道です。
ちなみに、卜でも周易・断易(五行易)・梅花心易・六壬・遁甲・太乙・タロット等
の偶然系はコンピューターでも出来るので論外です。
しかも、それは偶然性に偏り、検証不可能です。
易経にも「初筮は告げる。再三すれば乱る。乱るればすなわち告げず」とあります。
 
 よって、現在普及している卜術の中では、
何度も占えるダウジングやペンジュラム、オーリング等の
キネシオロジー(筋反射テスト)系が宜しいでしょう。
文字通り、筋肉の無いAIには使いこなせませんから(^0^)
ただし、桜宮史誠著「オーリング運命鑑定法」(日本文芸社刊)のように
「坂本弁護士一家三人は生存している」と断定して見事絶版になった例もありますから注意が肝心です(^^;)
そもそも、「死・盗・姦」は占術三禁に属するので、犯罪の匂いのすることは公表を控えるべきでしょう。