国内生保大手の一社が、定年を70歳に引き上げたとか。


うーむ。我々は何歳まで働かなければならないのか。心配は尽きない。


別に年金をもらって悠々自適でのんびりしたいとは思ってはいない。そもそもそんな額もらえるとは思っていない(失敬)。何かしらの形で仕事はしなければならないと思うし何歳になっても社会の役に立てるのは幸せなことだと思うが、この世の中70歳までできる仕事ばかりではない。肉体的な衰えという理由で今の仕事ができなくなった時、働ける仕事が見つかるのだろうか。


そしてもう一つ。大学でも、専門学校等の学ぶ制度でも、を延長して社会に出る年齢を上げないと、ただただ働く期間が長くなってしまう。働く期間が延長するのなら、モラトリアム(?)の時間を長くして仕事以外の学びや経験をさせてあげる時間も延長しないと…何のための人生なのか。


極論だが、定年延長するのなら若いうちに家庭を持って子どもを持つことができるように30歳まではベーシックインカムを導入して、生活の安定をはかってあげる(3歳まで夫婦2人で在宅で育児できるようにする)とか、そっちの政策も考えないとならんのではと思う。


今の状況は、先の大戦の終わりの頃に似ている。召集令状を出す年齢の範囲を引き上げたり、学徒出陣やらで召集できる範囲を広げたり。


もちろん国を成立させるために納税は国民の義務であるが、国民を、税金を搾り取るための駒だとしか思っていないような政治ではきっとこの国は滅びる。


安心して家庭を維持することができ、時折家族旅行にも行ける余裕があり、子どもが増えても乗れるファミリーカーを購入できる、子どもが遊べる庭付きの一軒家を建てられるお給料が稼げること。これがもはや贅沢中の贅沢になってしまった今の日本であることよ。


ちなみに、経済的格差が拡がって損をするのは富裕層だよ。びっくりするような高級住宅街とスラム街。安心して楽しめる場所は限定され、それ以外の地区は荒れ放題、強盗や殺人が横行する…。そんな二極化した国になったら、それで楽しいかね?自分さえ裕福ならそれでいいと思ってるなら、神経を疑うが。


またしても話が拡がり過ぎましたかね(笑)。