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 途中雨に会いましたが傘を持っていてよかったです。

 

(捨て置いた菊が庭の片隅に咲いています。)

 

 

 右も左もわからない18歳の子が仕事を通じて社会から大人に育ててもらう。

 

 失敗したりうまくいったり切磋琢磨してやがて自分の暮らしを自分の力で立てるようになっていく。

 将来の暮らしも社会制度でしっかり守る。

それが社会全体が豊かで平和な社会になっていくということではないのか。

そういうのが今まで私たちがめざしてきた日本ではないのか?

 

 ところが先日、保育士だった友人が話すには、資格をとってせっかく正職で勤めてもやめて定職率がすこぶる悪くなっているとのこと。

だから人手不足で資格は持っていなくても臨時で人を採用せざるを得ないらしい。

「これじゃあ、私らが求めて来た良い保育はできない。がんばってきた意味がない」と友人は嘆く。

 

 若い人たち自身の考えと職場の風習があわないのだろうか? 

しかし、毎年連続とは! 

 

 

 キシダ首相が、中堅社員に再教育を促すという学び直し施策を提唱している。

無能な社員は再教育して再雇用先に転職してほしいということなのだろうか?

よくわからない。

若者が仕事に定着しないということと、中堅社員の学び直し施策・・

なんだか現実とがチグハグのような気がしてならない。

 

 アメリカのようにスキルを磨いて転職して新しい暮らしを手にすることが

よいように宣伝するがそんなにうまくいくものだろうか?

大半の普通の人間にとって酷すぎやあしないか?

 

 年金制度や医療制度をどんどん減額して「自由に起業して稼いで」なんてことばかりいっているが本当にみんながそれでうまくいくのだろうか?

 

 

  新自由主義政策の小泉政権、アベ、スガ政権、そしてキシダ政権と日本は続く。

 

  しかし、今、日本はいや、日本国民の多くは確実に貧しくなっている。

 この新潟県は最低賃金が1000円に満たない。

 20日働いて16万円に満たない。

それからいろいろ引かれるのだ。

非正規だとこれが一生上がらない。

ところが働く人の3分の1以上がこの非正規。

 

 これが国民の大半が選んできた政治。

 

 弱者にはかなりきつく感じる日本の空気だが。

 これでいいんだろうか? 幸せなんだろうか?