今月初旬に右手の指になんとなくしびれるような感じがあり、脳梗塞が心配で、はじめて脳神経外科で診察をお願いしました。死んだ母が数回、脳梗塞を患ったこともあり、受診しました。
CTの結果は、異常なしということでしたが、もう少し詳しく調べるということでMRIをとっていただくことになりました。はじめてのMRIはがたがたとうるさい検査でしたが特に苦痛はありませんでした。
頭と首をしらべてもらいました。
検査から1日おいての結果説明では、首にヘルニアがあり、多少圧迫しているが、あとは、脳梗塞、しびれの原因はみあたらないということでした。私もそのころには、しびれもあまりかんじなくなり、むしろ右手親指に、腱鞘炎があるので、内心、この影響かもしれないと思うようになっていました。
ほっとした私に、医師は、脳梗塞の心配はみあたらなかったが、1つ、困ったものがみつかりましたと。
頭の血管にこぶのおそれがあるということでした。そう言われても、それがなになのかわからない私のお粗末さです。実態を知るために、造影剤を入れて再検査した方がよいといわれ、さいど、CT検査となりました。3DCTというものです。おずおずと、もし、その結果なにかわかればどうなるのかと問う私に医師は、少し恐ろしいこともかいてありますが、と説明文をわたしてくださいました。そこに書いてあったものは、「未破裂動脈瘤」。破裂すれば、くもまっかにというものでした。破裂を予防するには、10mm以上の場合は、クリップ留めがコルクで固める手術を施す。それ以下の大きさの場合は患者の考え方、医師との相談で経過観察か手術をするか決めるとあります。
3DCTは点滴をして、その中に造影剤を入れての検査。造影剤はほんの数秒いれたときに、体がかっと熱くなりました.2時間ほどの点滴がありますが、これも、苦痛のない検査でした。しかし、検査結果を聞くまでは、さまざまな情報を見たり、不安になっていました。知り合いで、くもまっかになって、手術した方もおり、不安はつのるばかり。1日おいて、検査結果を聞きにいくと、きょうは急きょ先生は不在とのこと。1人しかおられないので、急きょ手術になることもあるのかとしおしおと帰りました。ああ、もう1日不安な日をすごさなければならないのかと。不安のためか、最近は順調だった血圧が150にもなり、ストレスは本当に血圧に悪いことを実感。
結果は..異状なし
とのこと。血管は通常2本分かれが多いが、3本枝のところが、ふくらんで見えたとのこと。先生が神様に見えました。それにしても3Dの影像は鮮明。
この間20日ほどのことです。いずれは、脳ドックをと思っていましたが、異常があった場合のことなど、脳ドックもいかがなものかと考えた数日でした。もちろん、事実をしって、対応するということは大切なことですが、この不安な数日。さらに、異常があってリスクのある治療手術をするかどうかという判断など、重い課題が続くわけです。
未破裂動脈瘤があった場合・・はじめて知ったことですが、手術をするかしないかで、思い悩み鬱症になるかたもあるということも、無理がないことだと思いました。知らぬが仏。寿命のことなど、いろいろ考えた数日でした。とりあえず異常なしということで、今は健康であることのありがたさをかみしめています。