皆さま、こんにちわ。

 

8月最後の週となりました。

夏の余暇を楽しんでおられる方も

既に本気モードに戻られている方も

このサイトにお立ち寄りの際は、

どうかごゆるりとしてくださいね。

 

 

さて、本日ご紹介します書籍につきましては、

2007年に出版されたもので、

過去には映画化もされたものです。

 

私事ではありますが、

当時の仕事の都合で、がんのことを知る必要がありました。

男の自分に乳がんのことなんかわかるわけがなくて、

でも、何かしら知っておかなければ仕事にならないという状況にいました。

そんな時、他の方からの薦めもあって、

出版直後の著書を手に取りました。

 

24歳で生涯を終えた長島千恵さんと彼女を支える周囲の方を

TBSの新聞記者が取材をした内容になります。

この記者は、ひとつ大きな後悔を残しておられます。

 

会社の方針で、テレビ番組放送予定を1週間延期してしまったそうですが、

その間に彼女は亡くなってしまいました。

放送を楽しみにしていた彼女にその番組を見せることができませんでした。

容態が安定しているからいいだろうと判断されたようですが、

人の命というものは、いつ何が起こるかわからないという教訓を

彼女から教えられた気がしてなりません。

 

 

彼女の場合、乳がんの進行が速かったようです。

一度は体調が回復し、システムエンジニアになるための訓練を受け、

再就職を果たしますが、のちに再発してしまいます。

その時には、肺や骨にまで転移していて、

余命1ヶ月と診断されてしまいます。

若い人の方が、転移していくのも早いということがわかりました。

 

 

余命1ヶ月の宣告を彼女本人に対してするべきかどうか、

周囲はそうとう葛藤してしまいます。

医師は、彼女本人にも告げる段取りでしたが、

とっさに彼女が拒否してしまいました。

 

親族が本人に告知すべきか否かは、答えがないことですよね。

彼氏でありご主人となる太郎さんも、

相当悩んだうえで、1つの決断を下します。

その内容を読ませていただきましたが、

一番近くにいた方にしかできない決断でありました。

 

 

「ウエディングドレスを着て写真をとってみたい」

「この指輪がかわいい」など

彼女の何気ない一言に対して、

周囲の人達が全力で叶えようとします。

色んな方の支えがあって、結婚式が実現します。

 

大切な人が亡くなってしまう悲しみはこの上ないものですが、

彼女も周囲の人達も、これ以上ないと言っても過言ではなく、

本当に全力を尽くしていることがわかります。

 

 

当ブログをご覧いただいている皆さまの中にも、

がんを経験された方々がいることを承知しております。

無知な私が取り上げることに対する失礼も重々承知のうえ、

今週のテーマを「がん」といたします。

 

生活習慣を見直すきっかけであったり、

仕事と療養の両立や療養時のライフプランニングなど、

将来的に役立てられたらと考えております。

 

よろしくお願いいたします。