こんな拙い日記を読んでいただき
ありがとうございますスキーで怪我した旦那
膝の手術のために受けた検査で
肺腺ガン ステージⅣを発見
現在、キイトルーダ10回投与
肺気胸でドレナージ処置(2018.6)
このブログは
私が旦那の前で笑顔でいるために
前にススムために
日々の出来事や想いを綴っています
この日、旦那は仕事。
とはいえ9時には帰ってくるからね。
少しだけ一緒にアメトークの録画を観たり、昼寝をしたり、旅行の準備をしたりして、夕方になった。
カウントダウンライブの前に恒例の年越しそば。
今回は11名。
駅で待ち合わせをして、続々と友達が集まってきた。
その全員が旦那の病気を知っているわけではないんだけど、その中の話しておかなきゃなぁと思う1人に話した。
彼女は看護師。
話した瞬間、やはり衝撃を隠せないようだった。
「転移してるんだよね...」と彼女は言った。
たぶん、彼女は私たちより先が見えるのだろう。
言葉を詰まらせた。
ひとまず今は薬が効いて元気に過ごしていると旦那本人を見てわかってくれただろう。
そして私も「できることを今のうちにと思っていろんなとこ行ってる」と言うと、「うん、そうだね」と言った。
彼女が今までどのような仕事をしてきたのかわからないけど、看護師としての経験からいろんなことが想像できるんだろうね。
のんきにこのまま消えるんじゃないかと考えている私たちとは違い、現実がわかってしまうのも辛いだろうな。
そして全員揃い、蕎麦屋に並んでると、後ろに友達が並んだ。
毎年ここの蕎麦屋でなんとなく会える友達。
今年も会えた〜
どんどんみんなと会えて、年末感が増してくる
お蕎麦を食べ、ライブ中の乾杯用の飲み物を買って、トイレに行き、武道館へ。
久々の友達2人にも会えた。
私が関西に遠征していたときにはよく会っていた友達だけど、最近は遠征しなくなっちゃったからね。
一緒にお蕎麦を食べた友達の席が、偶然私たちの隣の隣であることは武道館に向かう道の会話で知ったんだけど、実際に席着いて話していたら間にいた方が譲ってくださって、元々一緒に取っていた3人ともう1人の4人で並んで観ることができた。
譲ってくれた方ありがとうございました
途中、チェッカーズのラストライブを思わせるような場面があったり、亡くなった友達が藤井フミヤファンになるきっかけになった曲があったりで、号泣したところもあった。
そしてカウントダウン
みんなで2019年を迎えた。
このときを旦那と一緒に日本武道館で迎えられたことに感謝。
いつもその幸せに感謝しているけど、今年は特別だよね。
薬が効いてくれたからこの瞬間を迎えることができた。
もしかしたら病院で年を越すことになったかもしれない。
もしかしたら私の隣に旦那がいなかったかもしれない。
それがこんな幸せな瞬間を迎えることができて、涙が出るほど嬉しかった
ライブ後、再び友達と合流。
ライブ前に会えていない友達にも会えて、またテンション上がる〜
そして靖國神社へ初詣。
みんなでお参りをして、私たちは旅行のためにみんなと別れて帰路へ。
一緒にライブを観た相方も帰るというので一緒に駅に向かっていたが、小腹減ったねと屋台のたこ焼きを食べて帰った。
そんな素敵な年越し。
来年は武道館が改修工事に入るので、カウントダウンライブができない。
改修工事が終わってからも新武道館で藤井フミヤがカウントダウンライブをしてくれるのかどうか。
そしてそのとき旦那の状態は...。
また同じ素敵な年越しが経験できることを祈るしかない、信じるしかないよね。
32年前、初めて日本武道館を訪れ、初めてコンサートというものに参加し、そこから私の人生は変わった。
改修工事ということでどのくらい変わるのかわからないけど、馴染みのある武道館がなくなってしまうのは悲しいなぁ。
老朽化なのは事実だから改修工事は仕方ないけど、あまり変わらないでいてはしい。
そんな感慨深い年越しでもあった。