最初、
藁にも縋りたい一心で買った本の中に、
親鸞に関するものが2冊あった。
何も考えずに買ったのだが、
同じで嬉しかった。
去年の今頃、
母は朝の日課として、
新聞に載っている親鸞の連載をを書き写していた。
孫である、私の息子の高校合格祈願。
あの頃の母の辛さはピークだった。
過労と心痛。
『あなたにしか話せない、
話せるだけ有り難い。』
そんな愚痴の電話が度々掛かってきた。
手伝える事は手伝った。
けれど、
何でも出来る人なので、
どうにかこうにか自分で乗り切っていた。
『あなたには自分の家庭があるんだからね』
と。
もっと手伝えば良かった。
この後悔は原動力にするしかない。
私は母の字が好きだ。
母の字を褒める人は沢山いる。
3ヶ月前に娘も、
母の字と絵が好きだと言った。
この字は残して行かなければと思った。
娘も同意。
なんでこんな歳にもなって、
母の字を受け継いでいなかったのだろう。
次の日に早速、
時間があるときにお手本を書いください、
とお願い。
親鸞を書き写したのも欲しいな、と。
親鸞はお手本に出来るように書いてない、
でも、息子のために書いたから、
いずれは貰ってくれると嬉しいと言われた。
あれから娘用にと、
お手本を貰い、
散歩がてら息子と娘に手紙をくれる。
そしてこの前の土曜日、
親鸞を渡された。
身辺整理のひとつだろう。
10月に病院に初めて一緒に行った時、
線路沿いの小路を歩きながら、
身辺整理の話をしたね。
思っていたよりも、
自分のショックが激しくて、
身辺整理なんて出来るもんじゃない、と。
誰からも気丈だと思われている母が、
全てを投げ出して
父との心中ばかりを願っていた。
今も、さっさと死んだほうが楽だと思うのは
変わらないのかもしれないけど。
私が頑張ってるから頑張ってる
って言ってたけど、本音なのかもしれない。
抗がん剤は、癌には効かず、
転移を防ぐためのもの。
脱毛と吐き気と
激しい下痢と発熱、食欲不振。
何処を触っても激痛を伴う皮膚。
そんなのやだよね。
母が書いたものの厚みを確かめながら、
これを見ながら涙する日を
迎えたくないと強く思う。
そんな今も泣いてますがw
明日は頑張ろう!
そんな思いが高ぶって、
夜更かししてるなんてばかだよね。
頑張るために早寝早起きだろ!
今日は私の体調が悪くて行けなかった。
電話したら、今日は落ち込んでるって。
一緒に落ち込みそうになる。
もっと話を聞いて受け止めたい。
母は私の確定申告も気にしてるんだよな。
早く終わらせて、
もう大丈夫だよ(^0^)/ って言いたい。
けど、
旦那が書類を渡してくれないんだよな。
ほんと最悪。
メールを2回送ったんだけど。
ああああああああ
直接話したくないよう。
