お盆だからなのか
さよなら僕の町
この言葉が胸にジーン
ときます自分
ぼく
という一冊の絵本が
ここにあります
詩人・谷川俊太郎が
『自死』
というテーマに向かい
言葉をつむいだ絵本
そう言葉がそえてあります
生は自分一人
の
かけがえの
ない現実
死もそれを
断ち切る
ことは
出来ない
谷川俊太郎氏
の
言葉です
死を重々しく考えたくない
かと言って軽々しく考え
たくもない
というのが私の立場です。
死をめぐる哲学的な言葉
死をめぐる宗教的な言葉
果ては死をめぐる
商業的な言葉までが氾濫
している現代日本の中で
死をめぐる文と絵による
絵本はどんな形でなら
成立するのか
この野心的な企画は
それ自体で
より深く死をみつめる
ことで
より良く生きる道を
探る試みです。
お盆である
いまの時期だからこそ
いのち
命
生命に向き合って
深く死を見つめてみたい
自分は想おもいます
ぼくは2017年
4月9日
日曜日
午後
22時24分
この世を去りました
あれから何年か過ぎた頃
玄関先に立てかけてある
時計の針が
この時刻でとまって
いたのを見た次女
お兄ちゃんからの
メッセージかな
そう母親のわたしに
伝えてくれました
見えないけど
感じることはできる
それで
いいんじゃないのかな
いつも
どんな時も
想っている
それで
いいんじゃないかな
お母さんは
想オモフ