2019 . 8. 5 原文

兎追いし彼のやま
小鮒釣りし彼の川




夢は今も巡りて
忘れ難き故郷




如何にいます 父母
恙無しや友がき




雨に風につけても
思い出づる故郷





志を果たして
いつの日にか帰らん




山は青き故郷
水は清き故郷





読み方 ( 現代仮名遣い)





うさぎおいしかのやま
こぶなつりしかのかわ




ゆめはいまもめぐりて
わすれがたきふるさと




いかにいます ちちはは
つづがなしや ともがき




あめにかぜにつけても
おもいいづるふるさと





こころざしをはたして
いつのひにかかえらん




やまはあおき ふるさと
みずはきよき ふるさと




意味



兎を追った( という思い出のある)あの山
小鮒を釣った ( とい思い出のある)あの川





その時の思い出は今も ( 私の中に)
忘れることが出来ないの
故郷のことだ





雨が降るのを見ても
風が吹くのを聞いても





思い出されるのは
故郷のことだ





どうしていますか
お父さん お母さん





何事もなく暮らして
いるんだろうか




友達は





夢を実現していつの日か
帰ろう





山が青い あの故郷へ
水のきれきなあの故郷へ





作詞をされた方は高野辰之さん
作曲は岡野貞一さんとネット
に記してありました





岡野貞一さんは鳥取県の出身
息子が亡くなってからこの曲
が頭に浮かんでくることが
度々ありました





なぜか懐かしいと感じるんです
不思議な感覚をおぼえます





それにしても情緒あふれる
詩ですね




故郷はこきょうとも読める
ふるさとのほうがなんだか
心に響きます




美しい言葉を受け継いで
いかなくてはですね





自分の職場の利用者さまは
ほぼみなさん歌詞を見なく
ても歌える唯一の曲です





ときには涙を流される方も
いらしたり





良い歌詞良い曲はながい年月
が経とうが胸にしっかり刻まれ
ていると思います