私の大好きなお姉さんが彼氏と別れた。


お姉さんって言っても本当の姉妹じゃない。


私が一方的に慕ってお姉さんって呼んでるだけ。








ーーー最低な男。





仕事で忙しくて連絡できなかった。





お姉さんには度々そう言ってたみたいだけど


私は知ってる。





SNS上げてることも


アプリ使って他の人と話ししてることも


ゲームにログインしてることも


他の女と仲良くしてることも…









お姉さんにそれとなく伝えた。


だってあまりにもひどいから。








…そっかぁ


優先順位が違うんだね





そう言って寂しそうに笑うお姉さん。





伝えなきゃよかったって思った。


悲しませたいわけじゃなかったから。








連絡が来ないんだって


忙しくて倒れたりしてないかなって


心配するお姉さんに何度もあんな男辞めときなよって言ったけど





愛してるから





そう言って寂しそうに微笑むだけだった。


















この物語はフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。