僕は小学4年生から陸上を始めました
初級、中級、上級と分かれるクラブチームに入ってもちろん初級からのスタートでした
その頃はやっぱり真面目にやろうとすら思ってなく、ただ友達と喋って楽しむためだけにいってた気がします
その時の僕は実は短距離だったんですよ
まぁ全く速くなかったので中学校から中長で走ろって決めてましたけどね
そして中学に入ると、
やはり陸上部中長距離に入りました
一年の僕はわりと最初は速い方でした
上の女子の先輩とよく競ってました
だから一応タイムは順調に上がっていったので楽しめていたとは思います
しかし一年秋頃からK 君が急に伸び始めました
そしてある大会の時軽く抜かされました
ちなみにその後もK 君は伸び続け今も僕は抜かせないでいます
この時は絶望しました
何で負けた、なんで、、
とばかり考えていた記憶があります
そして駅伝でもやはり勝てませんでした
その頃から陸上の楽しさがわからなくなってきた気がします
もちろん部活仲間と喋んのは楽しいけど
陸上自体はあんまりな気がしてきてね、
そして2年時
クソみたいな一年の時の1500メートル計測よりはよっぽどタイムがマシになってたと思います
でもそのタイムはもちろんK君には負けてたし陸部じゃない人にも負けていてだいぶ悔しかったです
顧問の先生が変わり練習もキツくなり、部活中はただ練習が早く終わってほしいしか頭にありませんでした
なのでタイムも少ししか伸びませんでした
中学最後の三年時
コロナで休校
初めの一週間はずっと遊んでた記憶があります
しかし流石にこの行動はまずいと思い毎日せっせと走り始めました
そして休校明け最初の練習の時僕には自信がありました
今ならK君に勝てるって自信が
だって頑張って毎日走ってたからね
でも、それでも勝てませんでした
辛いなぁって思いながら気づけば最後の大会を終え、これで練習しなくて済むようになる！！やったぁ！！
と狂喜乱舞してたところに、なんと駅伝に出るぞという報告を受けました
もぉヤダァ、、
一応この時の駅伝で僕の中学校は過去1の順位をとったわけですが
ただコロナで出場校が少なかっただけなんですよね
個人的にはタイムも納得いかなくもぉいいやと思ってました
こん時陸上好きじゃなかったんかもな、
受験を終え中部に入ります
部活の選択はもちろん陸上です
いろんなとこ見てみようって思ったけどボールに嫌われてるので結局陸上にしたのです
一年の時から思ってましたが高校は明らかに熱量が違いました
何より高校から記録がだいぶ伸びました
それが何より嬉しかったです
小学、中学の頃は自分が陸上部と胸を張れるほど自信がありませんでした
だって遅かったから、
でも今は違う
今は堂々とみんなの前で僕は陸上部だって声を大にして言えます
これはもちろん少しは速くなったことから生まれた自信のおかげでもありますが
それだけじゃないです
何より仲間が、陸上の仲間がいるから今ならみんなの前で言えるんだって思います
だってみんな僕の自慢の仲間だから
みんなの前で自慢できるほど最高の仲間だからこうして言えるんだって
みんなめっちゃ仲良くてめっちゃ足早くてめっちゃ頭も良くて面白くて楽しくて最高で最高で、
それに毎回助けられて
今思い返すと毎日の部活が、みんなと会える日々が僕にとって最高の宝物に感じます
もっと居たい
もっと走りたい
ここまで思えるほどに陸上を、そして陸上部を好きになれました
最近あった富山開催の北信越
僕は総体で惨敗したためとにかく応援に徹していました
この陸上の大会で僕は悔し涙じゃない涙を流しました
その時の感情は正直わかりません
ただ応援していると涙が出てきて、
死ぬほど声出して、
ただ勝て勝てしか思ってなくて
心の底から全身全霊で応援して
仲間がインハイに行けるってなったら死ぬほど喜んでみんなで抱き合って、
多分人生で間違いなく一番、、
なんだろうな、
一番最高の時間でした
あぁ、中部陸上部って最高だなって
インハイに行けたみんなまじでおめでとうって
誰目線やねんって思うかもしれないけどまじでまじでまじで行けて良かった
今までの努力が報われて、北海道で戦える仲間を持てて本当に本当に最高だ
あー、だめだなんでこんなに泣けてくるんだろう
あれかな
目にゴミとか入ったのかな、
いや、流石にベタすぎか
寂しいな
引退ってこんな感じなんだ
中学の僕じゃ想像もできない感情だろうな
心にぽっかり穴が空いた感じ
なかなかこの穴は埋まらないなこれは
今日はずっと虚無だったな
のくせして泣きそうなって、
あんなに熱い熱い大会だったから学校にきた時の温度差が激しすぎて
あんまり書いたらだめだけど今日は陸上部とだけ話してたかった
そして体もだいぶ限界だった
人生で初めて体育の授業休んだ
高校で初めて保健室使った
それだけ真剣に大会に参加したんだろうなぁ
だめだ陸上のことしか頭にない
とりあえずインハイに行けるみんなは頑張ってきてくれ
遠くで死ぬほど応援してるから
驀進してこい
さて、
僕はたくさんの最高の先輩に会え、たくさんの最高の仲間にも出会え、そしてたくさんの最高の後輩にも出会えて、本当に幸せでした
ここまで熱中できるスポーツは他にないです
陸上に出会えて良かった
みんなに出会えて良かった
もう決めました
大学でも絶対陸上をします
だってここまで好きになれたんだからやめられるわけがないじゃないか
最後に言うことには
僕の高校生活はもう陸上無しでは語れません
陸上のおかげで高校生活に色鮮やかな思い出が作れました
小学校、中学校、高校の三つの中でどれが一番楽しかったと聞かれたら間違いなく高校を選びます
最高の青春だ
感動を悔しさをつらさを楽しさを虚しさを、そして思い出をありがとう
俺は陸上が大大大好きだ