零細企業の闘魂日記 -3ページ目

令和五年 癸卯(みずのとう)2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今冬は、例年より寒さが厳しくなると予報されていますが、みなさまにおかれましては益々ご清栄のことと拝し慶賀至極に存じます。
 
三年来に及ぶ新型コロナウイルス感染症対策も当初に比べ、数々の変異株の登場、ワクチンに対する考え方など、当初、政府や専門家も予想できなかった方向へと転じました。
 
幾度もの波を経て感染者数は増大し、一方でこれ以上の経済停滞を招くわけにもいかず、詳しい説明も無いままの方針転換に多くの国民は、ある種の厭世気分になっているように思われます。
 
合わせて海外情勢の動乱、急激な円安、燃料、電力、生活必需品の値上げなど私たちの生活を直撃する事態が続いています。
 
そのようななかでの初日の出は、みなさまにはどのようにお見えでしょうか。 
ここ福岡県の筑紫平野では、夜明け前、雲とも霧ともつかない曖昧な灰色が耳納連山の麓を覆いその水滴のひとつひとつがぼうと微かな明るさを帯びています。
 
やがてその世界はほのかではありますが、そのものが発光体であるがごとく輝きはじめ、連山の山稜から太陽が顔を出します。そのまま駆け上がることもあれば、すぐに姿を隠すこともあります。
  
しかし、いかなる光であれ、それはそれで良いと思うのです。ひとの一生というものはその一瞬の輝きを拝するためにあるものかも知れないと思量するからです。
 
私たちが気づかないうちにも確実にときは刻まれ、世の中は移り変わって行きます。
 
まずは年が明けたことに感謝しつつ、新年をどのような年にするのかは私たち自身の志だと思います。歳月が流れるのは自然(じねん)であり、それをいかなる歳月にするかは生きる者の意志であると心得ます。
 
人生100年時代、新しい決意のもと、本年も社員一同「健康創造メーカー」であることを胸に、最高品質を目指す商品づくりとサービス向上を目指し、精一杯努力する所存です。
 
私どもの至らない点は厳しくご叱正を賜り、みなさまのより一層のご高庇ご支援を幾重にもお願い申し上げます。
 
末筆ながら本年が、みなさま、おひとりおひとりにとって、実り多き、すばらしい一年となりますよう心よりお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。


 令和五年 元旦
                                                 アイ・エム・ビー株式会社
                                                 代表取締役社長 岩田眞人