周波数を整える丁寧な暮らし 

周波数を整える丁寧な暮らし 

国際中医師・東洋医学セラピストの、周波数を整える自分らしい暮らし方をお伝えします、

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日高熱を出しましたが、発熱外来は電話すら通じず、

具合が悪い人が多いんだなぁ、と実感しました。

ですので、抗体検査などは受けられないまま、薬も飲まず

幸いにも2日ほどで解熱し、すっかり元気を回復しました。

 

そういえば最近、周囲から熱が下がっても体調不良に悩まされる、という話をよく聞くようになりました。

 

そこで、平熱に戻った時に心がけた大事なことをお伝えします。

現在流行中の感染症だけでなく、一般的な感染による発熱の病後にも参考になると思います。

 

まず、なぜ体温が上がるか、を考えてみましょう。

細菌やウィルスなどが体内に侵入してくると、体は自分を守ろうとします。

そこで、体の防御機能を上げるために、新陳代謝を亢進させます。

そのために、体温を平熱から高温にリセットするのです。

 

だから、発熱時は、体が防御機能を上げて、細菌やウィルスと戦っている状態なのです。

ですので、体が十分戦えるよう安静にすることが大事です。

勿論、水分を取ったり、太い血管を冷やすことは大事です。

しかし、薬などで熱のみを下げることは、基本的には必要ないと考えます。

ただし、高熱によって体力の消耗が激しくなったり、基礎疾患があったり

小児や高齢者など、ひとりひとり状況が異なりますので

解熱剤の使用は個別の状況によって判断すべきで

一律に不要、というふうには思いません。

 

さて、熱が下がった時ですが・・・

体が体温を平熱に下げたとうことは、戦いが終わって、

防御モードから通常モードに戻りつつある状態と言えます。

 

ここで!

滞っていた仕事や家事などに戻って、遅れた分を取り戻そうとするのが人情というものですが・・・

体は、ウィルスと全力で戦って疲れています。

だから、この時こそ、休養を取るのが大事なのです。

急に発熱前の状態と同じように動くのは、大きな負担になります。

また、薬を内服して熱を下げても微熱が続くのは

まだ、体内で炎症が続いている状態と考えられます。

無理に活動してはいけません。

 

解熱時に、急に食事量を増やすのも体に負担がかかります。

実は、食べ物を消化するには、かなりエネルギーを消費するのです。

温かいスープなど、消化のよいものを、少しずつ摂るのが理想です。

食欲が出ていない時に、無理に普段どおりに食べる必要はありません。

 

昔から「風邪は万病のもと」と言われてきました。

熱が下がった時にこそしっかり養生すことで、その後の回復を早めたり

免疫力を上げることにつながります。

熱が下がっても油断せず、数日はしっかりと休養を取りましょう。