なんで人間はずっと覚えておきたいと思ったことも忘れてしまうんだよ(哲学)
スカステ難民だから、ナウオンとかステージドアとかそういうのなくて、ルサンクが発売前だと、記憶力と観劇後脳裏に浮かんだことのメモ(意味不明)が頼りなのよね…。
でも、歌劇やパンフレットを読み返すだけで、いろいろ思い出してきた!
歌劇のワールドオブワイド・タカラヅカを読むと、なるほど!おお~と思うこと多い。私今まで歌劇ってさらっとしか読んでなかったんかね??
一番おおお…!と思ったのは、「まるでパズルのように理屈で音楽を組み立てていながら、けれども最終的には人々の心が本当に心震えて感動するところへ持っていくのです(133p)」というところ。
雪原のシンフォニーで、戦略と音楽が同じだ!っていうのが、分かるんだけど、しっくりはこなくてさ。これはつまり、感覚と論理を緻密に計算し表現しているベートーヴェンの音楽と、ナポレオンの戦略は一緒なんだね。そして2人とも、その理論を越えて人間の感情へ訴え、心震わせるんだね。それはナポレオンの場合、理想への情熱かもしれないし、ベートーヴェンの場合、その音楽が紡ぎだす生命力かもしれないな…なんて考えました。
さて。ちょっとそんなことばかり言ってると頭がパァーーンってなってしまうので、今回は軽~く、fff望海さんのツボを。ネタバレ少し。
①わりと衣装持ち
お着替え多い(退団仕様か?)
ハーフパンツ+タイツか、ブーツインかなのだけど、基本そんなにデザイン変わらないのにやたら着替えるベートーヴェンさん。そういえばロベピもよくお着替えしてたなぁ~。今回はギロチン模様的な拘りはないと思う…いっくんじゃないから(失礼)。あと、装飾品がお洒落さんだね。よくみると。
②好い人なの?悪い人なの?
根っからよい人ってわけでもないし、悪人ではないし、拗らせ系ってわけでもない。自信家で嫌みっぽいけど、情熱的でなんかかっこいい。まぁ、ちょっと変わった人?でも、fffのベートーヴェンの本質ってうえくみ先生が望海さんからインスパイアされたものだと思うし、だとしたら、先生のだいもん観ってどんなのかね?まぁ、最終的にはに包容力ってことか…。強くて優しい、ベートーヴェン。
③滑舌神のタッタッタタッタタッ!
滑舌よすぎなの。タッタッタタッタタッが!あのリズミカルなタッタッタタッタタッ!がクセになる。
④低い声の「なんだ!」
あんこちゃんの家政婦「先生!先生!あたしゃお暇をいただきますよっ!!」に対する、噛み合わない「なんだ!」の言い方が好きすぎる。
⑤身体の内にある音楽
ハイリゲンシュタットの遺書の冒頭は
「音楽よ導け 我らを等しく 高い世界へ登らせろ」と絞り出すように歌うのだけど、
やがて身体の内から沸き上がるように
「人の喜び 人の哀しみ 人間の意味を 歌え!」「歌い続けろ」と自分に訴え
「大きく 大きく 大きく もっと」と歌う度に、ベートーヴェンの身体の内にある音楽が拡張し、生命力が漲り、そこからの、
たーとーえーいーのちー!!!です。
⑥ロマンチストだな
ナポレオンには「英雄」を
ジュリエッタには「月光」を
謎の女には「運命」を
ゲーテには「エグモント」を
ベートーヴェンさん、好きな人に曲贈りがちな件。
⑦謎の女の扱い
よく見ると可愛い…(色?聞き取れない)だな(ニヤニヤ)
お前もしかして、俺の才能か!?(ニヤニヤ)
俺の恋人ということになる(ニヤニヤ)
え?好きなの??もしかして好きなの?
⑧雪原の中の体育座り
なんだあれ!?かっわ!可愛い!
「お前はモテたじゃないか」
中学生か!?
(いや、めっちゃいいシーン)
⑨強さの中の優しさ
強いけど…優しい。優しくて強い…。
謎の女を抱きしめるベートーヴェンは本当に優しい。
⑩人生は幸せだった!!
うえくみ先生、最高だなって思ったのは、最後にこの台詞を叫ばせたこと!!望海さんの宝塚人生と重ねて、勝手に泣く!
以上!