ようやくお店も決まり
今日から歌舞伎町の新人キャバ嬢
とにかく頑張るしかない。
店につき、更衣室へ入る。
『おはようございます!』
シーン…。
ガン無視でした(笑)
別に友達を作りにここにきたわけでは無い
だから全然気にならなかった。
お店の人は積極的にレイを
フリーのお客様や、お金持ちのお客様に
まわしてくれた。
どんな経緯でキャバ嬢になったのか
話して本当に良かった。
女の子が沢山いても、フリー客に
全然まわしてもらえないキャスト(女の子)も
山ほど居る。
店側もどうせフリーにつけるなら
指名で次また来店してほしい。
ならヤル気があるキャストをまわします。
本気でキャバ嬢しにきたなら、
面接時に熱意を伝えた方が良いです。
何日かして、指名できてくれるお客様も
増えていった頃
私はこの店で1番の太客と
言われるお客様につけてもらった。
あだ名で呼ばれていたので
ここでは、『おう様』にします。
『はじめまして、レイです。』
『お前は新人か?』
『はい。地方から出てきました。
歌舞伎町で1番になるために
彼氏とも別れて上京しました。』
この言葉を言った途端
同じ席についていた女の子たちには
凄く睨みつけられた。
『なかなか野心のある子だなぁ。』
そう言って、おう様は微笑んでくれた。
『私は1番になる為なら、
何でも出来ます。おう様のような方と
同じ空気を吸いたいです。』
大袈裟と思うかもしれませんが、
本当のお金持ちほど
野心や夢のある子が好きです。
他のキャストを気にして、
以外と自分の夢を語ったりする子は
最近いません。
『ほう。お前の野心に少しだけ答えてやる。
俺を満足させる事ができるならな。』
その言葉の意味がすぐに分かった。
枕営業 だ。
迷う余地もなかった。
私はこのために最愛の人と別れたんだ。
何の迷いもなく体を張れるように。
その日のアフターで
おれ様の用意した高級ホテルへ。
だがおれ様は、私に手を出さなかった。
『お前は面白い。体はらんでいい。
俺は金持ちでモテるから
やるだけの女なら腐る程いる。
だから何もしなくていい。』
そう言われ、おれ様は眠りについたが
私は枕をしなきゃ指名が取れない。
そう思い怖くて眠れなかった。
結局なにもせず、朝家に帰り
その夜お店にいくと
女の子達が明らかに変な目で見てきた。
きっと枕したと思われている。
全然いい。
けど私は何もできなかった。
もうおれ様は、きてくれないだろう。
そう思っていると店長から
『おれ様がレイ指名で来たよ!』
はじめての太客GETの瞬間だった。