丁寧な暮らし。

あっという間に９月に入り、
今週もラジオの生放送を終えて、
少しのんびりした夜を迎えています。

ラジオでは
ニュース、スポーツ、天気予報
メッセージ＆曲の紹介、そしてフリートークなど
本番が始まると本当にあっという間に
3時間半が過ぎ、エンディングなのですが
毎回笑い過ぎて、体がポカポカしているほど。。

日々、たくさん喋っているけれど
言葉にならない思いも、沢山あります。

なんでしょうね。。秋が近づいているから、かな。（笑）

言葉だけでは表現できない、想いや祈りって
実は、日々色々あるように思うのですが
だからこそ、
人は、音楽の力を借りて
その調べに身を任せ、自分の想いをのせてみたりするのかな。

今朝のラジオでは、刺繍されたものが大好きな私が
最近知った、
「背守り」という
その昔、庶民の間で当たり前の習慣だった
背中の縫い飾りについて、お話しました。

昔、人々が着物を着ていた時代、
大人の着物には必ず、背中に「縫い目」があって
その「目」が、後ろから忍び寄る災いなど、悪い者から
身を守ってくれている、、と考えられていたんだそうです。

でも子供の着物や赤ちゃんの産着には
その縫い目がないため
背中の上部中央部分に「背守り」を付けて
子供の健やかな成長を願う、お守りにしていたのだそうです。

最近はあまり馴染みのない「背守り」ですが
こういう文化、とても素敵だと思います。

時代とともに「背守り」のデザインなどは変化しても
親が子供を思う気持ちは、変わらないと思うし
こういう「祈り」の気持ちを、ひと針ひと針
手仕事でするって、素晴らしいですよね。

仕事でも、お料理でも、お掃除でもそうだけど
こういう、ひと手間の丁寧さ、
私も大切にしていきたいと思います。

ちなみに
最近は、「背守り練習貼」というキットも販売しているようですよ。