ミュージカル「スリル・ミー」 | 井口玲音 オフィシャルブログ

ミュージカル「スリル・ミー」

1920年代のアメリカ・シカゴで実際に起こった誘拐殺人事件、
「レオポルドとローブ事件」を元にして作られている
ミュージカル『スリル・ミー』

今日、一昨日と、この素晴らしい作品のアフタートークイベントで
司会をさせて頂きました。

この作品、拝見したのは今日で4度目だったのですが
本当に恐ろしく、悲しく、切ない内容で、
正直帰宅した今でも、ずっとあのピアノの旋律と
歌声がリフレインして、、、引きずっています。。。

出演者はたった二人、そしてピアノが一台。
とてもシンプルな舞台装置なのにも関わらず
物語の恐ろしい光景を、容易に想像させる力が
歌と芝居の中に溢れていて、、
だからこそ一番初めに観た時は、
とても怖くて、恐ろしかった。。。
でもそれだけではないんです。
流石は、栗山民也さんの演出。

松下洸平さん、柿澤勇人さん
良知真次さん、小西遼生さんの
演技や歌声も素晴らしくて
淋しさや、愛されたい思い、そしてそれが叶わない苦しさ、
色んな思いに感情移入できてしまう。

もう、心がぐしゃぐしゃになって
かわいそうで、切な過ぎて、涙が出てくるのです。。。
観れば観るほど、思う事、感じる事が多過ぎて
心がぐったりしてしまうくらい
引き込まれます。。。

ただ、こうして、胸が痛んだりするのって
きっととても人間らしいことだし、
あぁ、生きているんだな、と再認識させられます。

こういう風に、作品を通して自分の心と
向き合えるって、すごく尊く、大切なことだと思うのです。

だからこそ、本当に、おすすめです!
ミュージカル「スリル・ミー」
天王洲銀河劇場にて3月24日まで上演だそうです!!
韓国人キャストの
チェ・ジェウンさん、チェ・ジホさんの公演もあります。

あ~~こんなに苦しいのに、もっと観たいなんて
不思議。。。