11日、閣議が開かれ、ここたった2週間で日本と同数ほどにグッと増えているコロナウイルスに対するオランダとしての方向性が発表になりました。

 

ー 100名以上が参加するイベントの中止(美術館、コンサートなどを含む)

ー 風邪の症状(発熱、咳、喉の痛みなど)や呼吸に問題がある人は在宅勤務

ー 学校は当面開校(大学などの高等教育機関ではオンライン受講を推奨)

 

というのが主軸でした。

 他にも、

ー 通常オランダで学校、ビジネスや社交の場で基本の握手禁止

ー 現金払い極力禁止、デビットカード払いを推奨


 

これにより、在宅勤務可能な多くの企業が今日から閉鎖になり、公共交通機関も運行本数を減らしています。

いつも混雑している駅や駐輪場も半数以下に。

 

つまり、オランダでは、

感染リスク・致死率の高い大人は社会的交流を含む外出を控えるよう促されています。

一方で、さほど感染率の高くないとされる子供は、登校が許可されています。

また、学校閉鎖による子供の世話のために、現場業務がより一層増えるであろう、病院、警察や消防救急で働く親が勤務できなくなることを避ける目的もあるようです。

(オランダでは12歳までの子供は保護者や監督する人がいないと、自宅などに残せません)

 

3月から学校を一斉閉鎖した日本とは真逆の対応だな〜と思ってしまいました。

また、近隣国も学校閉鎖を進めています。

 

初めてのウイルスに対処するわけですから、どれが正解だなんて分かりませんが。

 

ポルトガル人のママは今朝こんなことをぼやいていました。

「ポルトガル人ったら学校が閉鎖になったからって、バカみたいにビーチやらショッピングに出かけるんだもの。(だから感染が広がるわ)」

 

 

確かに。

大人は状況を理解して家でひっそりと過ごすことも可能でしょうが、子供には難しいですよね。

休みだーなんて思って、家でゆっくりするよりお出かけしたーいってなっちゃいます。


 

 

 

そして、逆に、今朝から混み始めたところがあります。

 

それはそれは、スーパーやドラッグストア。

 

オランダでも目に見える買い占めがスタートしました。

 



トイレットペーパーやハンドソープ、日本のバファリンにあたるお薬は品切れです。

 

みんながこうも一斉に態度を変えると、やはり怖いな〜と思ってしまいますね。

 

こういう時だからこそ明るさを心がけ、一刻も早い収束を願ってやみません。