日本と同じように、ここオランダでも通常の確定申告は3月です。
基本的には、オンラインでのみ受付られます。
2017年1月〜12月分の確定申告を、2018年3月に、
2018年1月〜12月分の確定申告を、2019年3月に。
4月か5月には、税務署から青い封筒で所得税とZVW(国民健康保険)の支払い明細がきます。
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私たちは会計士をつけて、四半期ごとのVAT(消費税0%, 9%, 21%)申告を行っており、
年一回の確定申告についても会計士にお願いしています。
会計士は彼らの特権があり、3月に確定申告をしなくてもいいですし、2017年分を2018年3月中に処理しなくてもOKです。
というわけで、うちも遅ればせながらつい先日2018年分の確定申告を終えました。
正直、いくらほどの所得税が来るのか、ドキドキして。。
・・・
というのも、オランダの所得税率はとっても高い!
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まず、Box1, 2, 3と収入源によって税率が分かれています。
会社員だったり、個人事業主だったり、はたまた、オランダ外(日本など)での収入など、大抵はBox1に当てはまります。
いろいろ細かい話はちょっと置いておいて、2018年の所得税率を見てみると。。
<Box 1 2018年所得税率>
Gross income | Tax rate | Tax to pay per bracket |
Cumulative tax payable |
---|---|---|---|
€ 0 - 20.142 | 36,55%* | € 7.362 | € 7.362 |
€ 20.143 - 33.994 | 40,85%* | € 5.658 | € 13.020 |
€ 33.995 - 68.507 | 40,85% | €14.099 | € 27.119 |
€ 68.507+ | 51,95% |
ちなみに、ざっと120円計算で
20.000ユーロは240万円。
30.000ユーロは360万円。
60.000ユーロは720万円
というのが目安ですが、一般層だと40.85%の所得税を支払わなくてはいけません。。
個人事業主の場合は、経費を引いた金額が総収入と考えられます。
また、状況に応じて税控除があるとはいえ、
5割に近いとも言えるこの所得税率。
本気で涙出そうです。。w
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そこで日本のも気になって調べてみると。。
平成27年分以降は。。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
オランダの一般層が払う40%の税率を支払ってくださるのは、1800万円超えのリッチな方々ですね!!!!
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とはいえ、高い税金が普段の何気ない生活に生かされているな、と思えることもある国です。
外国人という居候の身とはいえども、オランダ国民のみなさんと同じような税控除や手当を受けることができるのは本当に感謝しかありません。
青い封筒がきたら、嬉し涙で支払いたいと思います
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写真は、某スーパーのオリジナルビザ。
500〜700円ほど。
オーブンで6〜7分焼くだけで、生地も割と美味しいので忙しい時に重宝しているのですが、この日買ってきたピザは完全に外れたー。。
いつもはもっと端っこまで具が乗っていて、美味しい部分が多いのにな〜(ぼやき)
私の支払った税金はここにはあてがわれないよな〜(当然)